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くじら座ミラが極大、今年は明るい火星を目印に

[天文現象] スケジュール:2020/10/14
更新日:2020/10/03

極大日は10月14日前後

WS00034710/7日午後9時ごろ 香川県の星空

■くじら座には変光星と呼ばれる明るさの変化する星があります。平均すると約11か月(332日)ほどの周期で、2等級から10等級くらいまで明るさが変化します。
都会の夜空で楽々見える明るい星は1等星です。何とか見える2等星、相当厳しい3等星ですが、おなじみ北斗七星の星並びに7つの星が確認できれば、3等星まで見えていることになり、一つ足りなければ、3等星は見えていないことになります。

くじら座には星座絵のシッポの付け根にディフダという名前の2等星があります。それ以外は暗い星ばかりのため都会の夜空にその姿をつなぐことは難しいかもしれません。

この星座の中にある、明るさが変化するミラという星も、明るくなっても2-3等星ですから、普段はなかなか探すのが大変です。

しかし、今年は明るい火星を目印にすると、案外簡単に探すことができるかもしれません。宵の空、明るい火星を見つけたら、その下、握りこぶし、ひとつ半ほど下側を注意深く探してみましょう。小型の双眼鏡やオペラグラスなどを使うとさらに見つけやすいでしょう。

あまり明るくはありませんが、赤みがかったオレンジ色で、まわりの星とちょっと違うかなと思えば、多分それが、この星ミラです。

始めて探すと、なかなか見つからないかもしれませんが、一度見つけてしまうと、次からは結構簡単に見つけることができます。極大と呼ばれる、一番明るくなる時期は10月中旬頃ですが、その極大の日には10日前後の幅があり、毎日ながめて、その変化の様子を観察するのも楽しいものです。また、極大以降は急激に暗くなっていきますが、いつまで見えるか、これを見届けていくのも楽しいものです。

明るさが一年以内にこれだけ変化する星は他にはあまりありません。不思議な星、ミラクルな星、ミラです。今なら、ミラが見られます。

くじら座の探し方など、昨年にもこちらのコーナーでご紹介しています。合わせてご覧ください。http://www.telescope-museum.com/post-8401/

ミラ火星と、くじら座付近 (緑色のマーカーでミラを表示)

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星図はプラネタリウムソフトStellariumにより作成
写真は2020/10/1札幌市にてfuji-san撮影
担当 fuji-san

 

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