香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
法人賛助会員用資料をご用意しています。下記よりダウンロード下さい。
○法人賛助会員用資料
法人賛助会員用天体望遠鏡博物館パンフレット2018.03版(PDFファイル)
○申込書様式
法人賛助会員申込書がダウンロードできます。エクセル形式とPDF形式があります。
エクセル形式はパソコン入力に適しています。印刷して手書きされる場合はPDF形式が適しています。
天体望遠鏡博物館法人賛助会員申込書様式(2016)エクセル形式
天体望遠鏡博物館法人賛助会員申込書様式PDF(2016)PDF形式
賛助のお願い(趣旨) 天体望遠鏡博物館代表理事村山昇作
理由はともかく日本経済の高度成長は終わりを告げ、至る所に高度成長時代のつけが回ってきたように思われます。たとえば、少子高齢化、人口の減少、過疎地の問題、公共施設の予算不足などです。今後日本経済が昔日の勢いを取り戻せればいいのですが、過去20年を振り返ると、こうした低成長の時代がまだ続くとの前提のもとで、いろいろな施策を講じておくことも現実論としては必要ではないでしょうか。
たとえば、高度成長時代に建設された多くの公共天文台は、少子高齢化や市町村合併、さらには予算不足などで、閉鎖されつつあります。この結果、貴重な天体望遠鏡が廃棄される運命にあるほか、子供たちが、天文学のようなマイナーな学問を学ぶ機会も減っているのが実情です。私たちは、こうした問題をすべて国にあずける発想から脱して、民間で出来ることは民間で解決しようと思っています。
私たちは、主に公共施設で不要になった大型天体望遠鏡を譲り受けて修復し、これらを次世代に残そうとしています。また、これらを使って子供たちに科学の面白さ、素晴らしさを知ってもらおうとしています。すなわち、天体望遠鏡のリユースというかたちを取った高度成長期の投資の後始末です。
次に、天体望遠鏡博物館の立地場所ですが、人口減少が著しい中山間地域の廃校になった小学校を使わせていただく予定です。これもかつての公共投資のリユースです。そして、こうした活動を通じて、過疎地域振興のモデルになりたいと思っています。すなわち、既存施設を再利用したかたちの地域振興策です。
そして、最後に天体望遠鏡博物館では、地域のお年寄りが活躍できる場を提供したいと考えています。こうした活動を通じてお年寄りに元気になっていただければ、これこそ高度成長から低成長型経済への軟着陸となり、高度成長経済のつけを取り戻すことにつながると思います。
そのためには、収集した膨大な数の貴重な天体望遠鏡を修復する必要があります。これまで(開館まで)は、会員のポケットマネーで行ってきましたが、いよいよ限界に達しています。今こそ、民間企業そして皆さんおひとりおひとりのご協力が必要です。賛助会員にご入会いただきたく、よろしくお願い申し上げます。
天体望遠鏡博物館の目指すもの
オンリーワンの天体望遠鏡博物館
1.世界初の「星で望遠鏡を楽しむ」コンセプトの博物館
今回整備を進めている天体望遠鏡博物館の主役は「天体望遠鏡」です。天文台施設内に天体望遠鏡を展示する例や江戸時代の歴史的な望遠鏡を展示している例はこれまでもありますが、いずれも天体望遠鏡が主役ではありません。
天文台が「望遠鏡で星を楽しむ」施設とすれば、当博物館は「星で望遠鏡を楽しむ」施設です。このようなコンセプトで作られた天体望遠鏡博物館は、我々が知る限り世界初と言えます。
2.こんなことができます
天体望遠鏡の見え味の違いを実際に星を見て体感できます。たとえば、数十年前の望遠鏡と最新の望遠鏡の見え方を比較することにより、当時の技術と最新技術の違いを実感できます。意外に昔の望遠鏡の性能の高さに驚かされるかも知れません。また、昭和40年代当時の望遠鏡同士を比較することにより、メーカーによる見え方の違いを確認できます。また名もないメーカーの望遠鏡の中に、あまり知られていない高性能の望遠鏡を発見できるかも知れません。
以前はレンズ磨きの名人と言われる方がいて、手作りで望遠鏡を製作していられました。なかには幻のレンズや反射鏡と言われるものもあります。こうしたレアなものもコレクションの中にありますので、実際に見え味を確かめることができます。果たして名人芸が現代でも通用するのか、興味があるところです。
また、天体望遠鏡には屈折式をはじめ、反射式などいろいろなタイプがあります。こうしたタイプ別の見え方の違いも比較できます。
3.サイエンスで過疎化する集落を盛り上げよう!
天体望遠鏡博物館が立地予定の多和地区は、高松市内から車で40~50分の比較的「便利な」中山間地域にあります。多和地区の住民で組織される「結願の里 多和の会」と連携し、「サイエンスで過疎化する集落を盛り上げよう」を合言葉に、集落活性化にも取り組みます。
4.都会の人たちに第2の故郷を提供
当博物館が核となり、星を通じて都会に住む方との交流の輪を広げ、ここ多和を第2の故郷として楽しんでいただけるよう努めます。
5.多和地区はこんなところ
近隣に四国88ヶ所の88番目、結願(けちがん)の地として知られる大窪寺(おおくぼじ)があり、年間40万人と言われる巡礼者・観光客が訪れています。