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【満員御礼】8月22日 日帰り天文キャンプ

[イベント] スケジュール:2026/08/22
更新日:2026/08/13

2026年8月22日土曜日開催の日帰り天文キャンプのお知らせです。

*募集数に達しましたので予約受付を終了致しました(2026/07/27 20:01)*

自然科学への興味と探究心への入り口になることを目指して今回初めて開催します。子どもだけでなく、大人の方が楽しめるようにプログラムしています。

①いろいろな天体望遠鏡を「観察」します
②口径4㎝天体望遠鏡の鏡筒をつくります
③架台と三脚をつくります
④金星と月を眺めながらごはんを食べましょう
⑤暗くなったら天体望遠鏡で月や星を観察します
⑥自宅に持ち帰って「土星の環」を見てみましょう

【開催日時】2026年8月22日(土)13時30分~21時
【開場時刻】13時ころから(昼食を済ませておいで下さい)
【会  場】天体望遠鏡博物館 天文教室他(香川県さぬき市多和助光東30番地1)
【費  用】入館料500円/1組 +材料費4500円(鏡筒・天頂ミラー・架台・三脚)
 *既に鏡筒を持っていて今回は架台・三脚のみを工作する場合の材料代は1,500円です
【対  象 者】大人/学生/小学校4年以上のこどもと保護者
(小学校4年以上のこどもと保護者の場合は保護者の方を代表にしてお申し込みください)
【募 集 数】6組(20名)程度
【申込方法】ネット予約をご利用下さい。このページの下部に予約フォームがあります。

日帰りキャンプの内容

①いろいろな天体望遠鏡を「観察」します

天体望遠鏡博物館には天文台用の大型天体望遠鏡から、家庭用の小型望遠鏡まで500台以上の様々な天体望遠鏡があります。なぜいろいろな形や大きさの天体望遠鏡が作られたのでしょうか。形や大きさに違いがある理由を観察して解き明かしていきましょう。

 mat館内写真_009

mat館内写真_050

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②口径4㎝天体望遠鏡の鏡筒をつくります

小さくても自分で作った天体望遠鏡で見た星の感動は一生の思い出です。
月面のクレーターはもちろん、木星の衛星、土星の環まで見える天体望遠鏡(鏡筒)を自分で作りましょう。

コルキットで撮影した月面

日帰り天文キャンプで工作する口径4㎝の天体望遠鏡を使って天体望遠鏡博物館会員が撮影した月面です。クレーターもはっきりと見ることが出来ます。

20170305工作教室_002

間違いなく工作できるように工作手順や道具など様々な工夫をしています。講師による工作の仕方の説明だけでなくアシスタントスタッフが援助します。

工作教室 (1)

 

③架台と三脚をつくります

天体望遠鏡は「鏡筒」「架台」「三脚」の部分で成り立っています。今回のキャンプでは天体望遠鏡専用の架台・三脚を木工で作ります。
簡単な直線切りと1㎝程度の穴開け作業で作れるようにしています。工具の使い方も説明いたします。

架台・三脚のつくりかた説明1

架台・三脚のつくりかた説明2

架台三脚工作部品セット写真 (2)

架台・三脚の工作に使用する木材部品、金属部品、工作道具をセットしたときの写真です。ここから工作していきます。(この木材部品などは市販のキットではありません。天体望遠鏡博物館スタッフが手作りしています)

三脚工作ノコギリ

ノコギリで切る。

架台工作1 (2)

ヤスリで磨く。

三脚工作ドリルで穴開け

ドリルで穴開けする

架台工作1 (1)

ネジ締めで組み立てる

三脚 ボルト締め

ボルト締めして完成させる

IMG_5579

出来ました

④ごはんをつくります

何をつくるか検討中です。キャンプ飯にこだわりたい派。簡単に済ませましょう派。焼きそば、焼きトウモロコシ、かき氷の夏祭り派もいて意見がまだまとまっていません。

⑤夜は作った天体望遠鏡で星を観察します

8月22日南星線図

8月22日20時ころの南の星空です。いて座とさそり座の間に半月より少し丸くなった月齢9.4の月がまず目につきます。最初に月を見てみましょう。*さそり座のアンタレスも見ましょう。

月9.4

この日の月は一年でもっとも南の低い空にいます。天体望遠鏡で覗くのにはほどよい高さです。自分で作った望遠鏡で月面クレーターがどのくらい見えるか確かめてみましょう。ほとんどのクレーターには名前がついています。ティコという有名なクレーターがあります。当日夜の観望会ではどれがティコクレーター確かめてみましょう。

8月22日20時天頂星図

頭上には、夏の大三角を形作る「こと座のベガ(織り姫星)」「はくちょう座のデネブ」「わし座のアルタイル(彦星)」が輝いています。ベカ、デネブ、アルタイルを天体望遠鏡で見てみましょう。明るさや色に違いがあることが肉眼で見るよりもはっきりとわかるでしょう。

0801_11

はくちょう座のくちばしの場所に輝いている2等星はアルビレオという星です。よく見ると星がふたつあることがわかります。色の対比が美しい二重星です。

北斗七星

北西の空、低くに「北斗七星」が見えます。この北斗七星はおおぐま座の一部で、おしりと尾っぽの部分です。尾っぽの2番目の星は目に良い人なら2つにわかれて見えます。ミザールとアルコルという星です。望遠鏡で見ると、あきらかに2つに分かれます。さらによく見てみると、明るいミザールの方はさらに2つの星に分かれます。確かめてみましょう。

このくらい、星の導入の練習をすれば、自宅に戻った後も自分で、見たい星を導入することができるようになるでしょう。

 土星広角

自宅に帰ったら東の空を見ましょう。22時30分ころだと、高度20度あたりに土星が見えます。まわりに明るい星がないので一番明るい星が土星です。

土星拡大

作った望遠鏡で、ピントをキチンと合わせると輪っかのある土星を見られます。これから秋にかけて土星は見やすくなってきます。観測を続けてみましょう。だんだんと早い時刻に東の空から上がってきます。そして高度が高い方が地上の空気の影響が少なくなるのでもっとよく見えるようになります。「天体望遠鏡のある生活」を楽しんで下さい

使用している天体望遠鏡(鏡筒)の工作キットについて

天体望遠鏡博物館は2016年の開館以前から天体望遠鏡工作教室を開催し、10年以上経ちます。新たな工作キットが販売される度にその性能を確かめ、スタッフ自身が納得できる性能と価格のキットを選んできた結果、2026年現在でもこの工作キットを使用しています。選択理由はシンプルです。よく見えるからです。月面のクレーター、土星の環、木星の衛星、二重星の分離などを視認できます。

よく見える1番目の理由
望遠鏡の性能を決めるのは対物レンズの性能です。このキットに使用されている対物レンズは口径4㎝、焦点距離42㎝のアクロマートレンズ(色にじみを低減するため2枚構成になった光学レンズ)です。市販されている望遠鏡としてはもっとも小さな口径になります。ですが、その性能は4㎝アクロマートレンズの限界に迫るものだと感じています。

よく見える2番目の理由
この望遠鏡の筒(鏡筒といいます)は紙製です。紙と言っても、スパイラル紙管なので充分な強度があります。コストの大半はレンズですので、鏡筒はコストダウンできる紙管にせざるを得なかったのでしょう。しかしこの選択は結果的によく見える天体望遠鏡を作る上でとても大切なことを実現しました。それは「光軸」です。対物レンズを通った星の光が鏡筒の中心を通るように組み立てられるかどうかがとても重要なのです。太さの違う紙管が8本ありますがその中で光軸に関係するのは6本です。この6本の紙管が実にしっくりと組み合わせることができます。ピント調整も抜き差しで行う極めてシンプルなものですが、これも結果的にガタのない(光軸に狂いがない)ピント調整を可能にしています。操作方法のコツをつかむと充分な性能を発揮します。(正しい操作方法での練習が大切です)

よく見える3番目の理由
ファインダー調整の必要がありません。天体望遠鏡初心者にとって難関はファインダー調整という準備作業です。この望遠鏡のファインダーはレンズのない素通しの紙筒を本体の鏡筒に接着してしまうという大胆な設計をしています。これで大丈夫なのかと私達スタッフも最初思いましたが、今はその疑念はありません。子ども達が使うことを前提にした設計と工夫にこの望遠鏡の開発者の思いやりを感じます。

よく見える4番目の理由
天体望遠鏡には2つのレンズが使われています。1つは対物レンズ、もうひとつは接眼レンズです。対物レンズについては「よく見える1番目の理由」で説明しています。接眼レンズは目で覗く方の小さなレンズです。接眼レンズの性能が低いと見え味が悪くなります。この望遠鏡にセットされている接眼レンズはケルナー式と呼ばれる2群3枚のレンズ構成で色収差が比較的少なくなる特徴があります。外装はプラスチックでおもちゃのような印象をもってしまうのですが、中身のレンズは光学ガラスです。

ケルナー式接眼鏡は、1849年にカール・ケルナーが顕微鏡用に発表した接眼レンズの形式で、かつては高級品でした。この価格の天体望遠鏡によく頑張ってセットしたなと思います。

よく見える5番目の理由
短時間で簡単に作ることよりも、よく見えるように作ることを目的にした工作を行います。レンズのコバ塗り、遮光環の追加、紙管接合部の迷光防止塗装まで行います。

よくある質問
倍率は何倍ですか?
対物レンズの焦点距離÷接眼レンズの焦点距離で計算できます。
この望遠鏡だと420㎜÷12㎜=35になります。
つまり倍率は35倍です。望遠鏡で月を覗いた場合は、視野(見えている範囲)の半分くらいが月面になります。ちなみに天体望遠鏡の倍率は、接眼レンズを交換することにより変えることが出ます。 この望遠鏡の使用目的だと35倍で充分だと考えています。
(倍率が高い方が性能が高いと誤解されている方が多いのですが、対物レンズに応じた適性倍率というものがあります。)

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この工作キットはコルキット「スピカ」という名称でネット販売されています。本教室での提供価格は一般的な入手方法よりも安価になっていますが、これは天文教育のためであり、材料のみの販売には応じかねますのでご理解の程お願い申し上げます。(写真に写っている段ボール箱は付属しません)

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天頂ミラーという部品です。頭の真上にある星を見るときは天頂ミラーがないと無理な姿勢になり覗きにくくなります。楽な姿勢でのぞけるように最初から天頂ミラーをセットしています。

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天体望遠鏡博物館

開館日

開館日

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