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【開催済】10月21日夜間天体観望会

[イベント] スケジュール:2023/10/21
更新日:2023/10/20

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【日時】
2023年10月21日(土)
18時30分:開場・受付開始
18時50分:オリエンテーション
19時00分:観望会開始
20時30分ころ:終了予定

【内容】
オリエンテーション後、天候に合わせて天体観望を行います

通常の天体観望に加えて……
10月21日は、NASAが提唱する国際お月見ナイト(インターナショナル・オブザーブ・ザ・ムーン・ナイト)の日です。この日の夜は、地球上のすべての人が、月の科学と探査について学び、天体観測に参加し、月との文化的・個人的なつながりを持つことを推奨されています。
天体望遠鏡博物館は、国際お月見ナイトに月を観測する施設としてNASAに登録致しました。今回は望遠鏡で月を見るだけではなく、月にちなんだ音楽を月観望中にナレーション付きで流して、「月にまつわる音楽」と「様々な望遠鏡」で「国際お月見ナイト」を楽しみます。

【予定機材】
大型望遠鏡数台、小型・中型望遠鏡10台程度

【参加費】
大人500円
大学高校生400円
中学小学生300円
就学前児童無料、障がい者手帳お持ちの方無料

【募集組数】20組(70名程度)

【オリエンテーションの内容】
・今夜の星空のシュミレーション
・本日の天体望遠鏡の味わい方
・天体望遠鏡の見方・使い方説明
・夜間天体観望会での事故防止注意事項説明

【雨天・曇天時】
雨天・曇天時は別プログラムにて開催致します。

*台風など開催が危険と思われる天候の場合は開催中止に致します*
開催中止の場合は本サイトのお知らせ欄に当日、13時ころに掲示致します

【参加方法】10月21日(土)夜間天体観望会のネット予約は締め切りました(2023/10/21 0:12)

10月21日(土)の星空案内

10月21日(土)の天体観望会で楽しみたい天体を紹介します。

☆★今回の天体観望会での観察オススメ天体リスト
 星座:ペガスス座,カシオペヤ座,こと座,はくちょう座
 一等星:フォーマルハウト,ベガ,デネブ,アルタイル
 星の並び:秋の四辺形,夏の大三角
 星雲:アンドロメダ座大星雲(M31),こと座の惑星状星雲(M57)
 星団:ペルセウス座二重星団
 二重星:アンドロメダ座アルマク,はくちょう座アルビレオ
 惑星:土星,土星の衛星タイタン,木星,ガリレオ衛星
 月:月面,クレーター

 秋分も過ぎて一ヶ月。暦の上では秋のど真ん中。夏場に比べて,暗くなるのがずいぶんと早くなってます。観望会の始まる19時でも空はかなり暗くなっていて,星々も何個か見えてきていると思います。
 ちょっと夜空を見上げてみましょう。

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 上の円形星空図は,観望会当夜20時頃に見える星空です。
 ※上下左右に記してある方角を下にして見ると,星座早見盤のように扱うことができます。

 月が明るくて,星を探すじゃまになってる!?
 確かにそうかもしれません。でも,明るい一等星なら何とか探せそうですよね。
 まずは,天頂から西よりにベガにアルタイルにデネブの3つの一等星が見えてます。この3星がつくる三角形が夏の大三角。ということは,この3つ星は夏の一等星。
 そして,秋の唯一の一等星みなみのうお座のフォーマルハウトが,月のずーっ左(東)に見えてます。ですが,ちょっとわかりづらいかもしれません。実は,月から左(東)へずーっと視線を動かして,フォーマルハウトまでいく途中に土星が輝いているんです。この土星を通り越しての,もう少し左下。そこに地味ぃに光る恒星がフォーマルハウト。南の空のけっこう低いところにあります。
 せっかくなので,秋の夜空のたった一つのフォーマルハウトを少し紹介しておきましょう。
 フォーマルハウトは,地球からおよそ25光年ほどの,宇宙レベルでは地球とは超ご近所にある恒星です。
25光年というと,ベガまでとほとんど同じ距離。大きさは太陽の2倍ほどで,まだまだ若い星でもあります。
 フォーマルハウトの意味は,アラビア語で『(南の)魚の口』。みなみのうお座の”魚の口”のところにある一等星です。
 まずは上の円形星図の中で,どこにあるか見つけてみてください。
 当夜,南の方角に身体を向けて,見上げてみるとこんな感じ。

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 この図は,当夜20時前の南方面を向いて,見上げたときのイメージです。
 (注)イメージ化しているおおまかな図なので,実際の星の高度,離れ具合,配置とは違っています。

 南の低いところにあるフォーマルハウト,見つけられそうでしょうか。そして,フォーマルハウトのずーっと左(東)に超明るい星があるのもおわかりになるかと思います。かなり明るくギラギラに輝いていてまぶしいほどの天体です。
 上図にはありませんが,そのギラギラに明るい星が太陽系最大の惑星である木星です。
 一等星が少ないと言われている秋の夜空ですが,今年はこの木星と土星が加わって,いつもの秋とはかなり違う印象があります。そこに,まだ見えている夏の大三角の3つの恒星も含めると,言われているほど秋の夜空の寂しさは感じないかもしれませんね。

 さて,この夜の観望会の主役として,まずはこの木星と土星を紹介したいところですが,忘れてはいけないもう一つの,どの星よりも目立つ天体があります。
 それが月。
 ちょうど半月よりもわずかにへこんだ形といえるでしょうか。
 月の膨らみ具合を表すのに月齢(げつれい)というものがあります。『月齢』というのは,新月のときを0として,新月からの経過日数を表す数字。新月から満月,そしてまた新月に戻るまでの日数は約29.5日。通常は,月の満ち欠けの度合いを示す数値として扱われます。当夜の月齢は6.7。15夜お月さんが,満月ですから,その半分の半月の月齢は15÷2で7.5前後。月齢6.7というのは,半月の7.5よりも少しスマートな月ということで納得できますよね。
 その月ですが,南西の空の高度の低い場所に見えています。山に沈んでしまわないうちに,まずはしっかりと観察しておきましょう。
 この夜に見える月は,下の写真に近いイメージです。

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 この月齢の頃の月は,非常にコントラスト良く見えるものです。低倍率では月全体が楽しめます。クレーターが数多く見られる山岳地帯と,クレーターは少なくて平坦な印象の海と呼ばれる部分に目を向けてください。海の部分は黒っぽく見えます。ちょうど,ウサギの頭と胸にあたる部分が見えていますが,逆さま(望遠鏡によっては逆さに見えない場合もあります)です。頭からは2本の耳が出ているのがおわかりになるでしょうか。
 一方,山岳地帯は高倍率で観察するのがオススメです。クレーターの輪郭部は,徳島県の剣山から富士山級の山々といった感じの高さを誇ります。迫力で迫るその様子をぜひ味わってください。

 それでは次に,月に負けず劣らずの観望会人気度の高い土星。
 大きさは,地球の9個分とかなり大きな惑星です。また,環(輪っか)のあることで有名で,観望会では,望遠鏡を覗いたときに,いつも歓声が上がる天体でもあります。天体望遠鏡を使うと,その環も明瞭に見ることができます。

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 土星の環は,微小なものから岩塊ほどのサイズの氷,そして小石や岩からできていると言われています。
 惑星探査機ボイジャーやカッシーニの探査結果から,この環を構成している氷が雨のように土星本体に降り注いでいることがわかってきました。あと一億年もすれば,土星の環は消えてなくなるかもしれないということです。
 遠い未来,土星の環は消えてなくなる。ところが,もっと近い2年後の2025年,この土星の環は見えなくなります。この現象は環の消失と呼ばれています。
 土星の環は年によって傾きが変わって見えます。7~8年かけて,幅広く見えるときから真横に細く見えなくなるときまで,その見え方は移り変わります。今季の環の傾きが,2年後に迫った環の消失に向けて,ずいぶんと傾き,細くなってきている様子がわかるかと思います。当夜は,この環の傾きにも注目して,観察してみてください。
 また,土星本体のそばには,いくつかの衛星を見ることができます。小型の望遠鏡で見える土星の衛星の中で一番明るいのはタイタンとよばれる衛星です。タイタンは木星の衛星ガニメデに次ぐ太陽系で2番目に大きな衛星。液体の湖の存在が確かめられていて,生命の存在もうわさされている天体でもあります。そんなこともイメージしながら望遠鏡を覗くと,ロマンを感じたりはしないでしょうか。
 上の図には,当夜のタイタンの位置を表示しています。使用する望遠鏡により,図とは左右逆,上下逆という見え方をする場合があります。上図を参考に相対的な位置関係で,どれがタイタンなのか同定してみてください。
 なお,口径の大きな望遠鏡ほど暗い衛星まで見えてきます。空の条件にもよりますが,何個見えているか確かめながら観察するのもおもしろいかもしれませんね。

 そして,太陽系最大の惑星である木星です。
 大きさは,地球の約11倍。土星よりも一回り,二回り大きな惑星です。
 望遠鏡で木星を覗いてみると,明るく丸い木星本体に数本の縞模様が見えてきます。この縞模様,何本見えるでしょうか?ちょっと数えてみてください。
 天体望遠鏡は,レンズや鏡の直径が大きな望遠鏡ほど細かい模様が良く見えるとされています。観望会で準備された大小様々な望遠鏡の見え具合を,縞模様の数を元に見比べてみるのも,天体望遠鏡に興味がある人には,けっこう楽しいポイントかもしれません。いわゆる望遠鏡の性能比較です。
 大きな望遠鏡で木星を見ると,この縞の中に小型の望遠鏡では見えなかった凸凹のような細かい模様も見えてくるときがあります。慌てないでじっくりと観察してみてください。
 また,木星は10時間ほどで一回転します。地球は24時間で一回転。ザックリいうと,地球の11倍の巨大な惑星が地球の2倍以上の速さで自転しているということ。かなり猛スピードで自転しているんです。そのために生じた遠心力で赤道付近が膨らんでいます。良く観察してみてください。木星は上下(南北)の縦方向よりも左右(東西)の横方向の方に膨らんで,やや楕円形に見えてるはずです。そんな観察力って,望遠鏡を覗くときには大切かもしれません。
 ガス惑星である木星は,太陽になり損ねた惑星と言われています。木星の主な組成分は,太陽と似ています。それなのに太陽のような恒星にならなかったのは,質量が足りなかったからと考えられています。もし,木星の直径が今の1.5倍ほどあれば核融合を起こして,小さな太陽になっていた可能性があると言われています。
 そして,木星がもっと大きかった場合,太陽のような中型の恒星になってた可能性も考えられ,そのときは,木星の明るさは-20等以上になるそうです。そうすると,夜も2つめの太陽が輝くことになり,昼間のように明るくなって,もう夜ではなくなってしまいます。世界から夜が消えてしまい,昼夜のリズムが崩れて,もしかしたら生命の誕生もなかったかもしれません。
 生命誕生に結びつく偶然が,こんなところにも潜んでいるんですね。いろいろなことを想像すると,宇宙の不思議さや神秘性が感じられるものです。

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 木星本体左右に目をやると,小さな光点が4つほど明るく見えているはずです。この夜は,木星の一方に(望遠鏡により左右,あるいは上下が逆)に2個。反対側にも2個見えています。

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 この4つの星は,ガリレオ衛星とよばれる,木星の衛星の中でも特に大きくて明るい衛星です。木星本体に近い2個の衛星のうち木星に近い方がイオ。離れている方がカリスト。反対側に見えている2個のうち,木星に近い方がエウロパ,離れている方がガニメデ。
 エウロパは地表下に大量の水が存在すると考えられている衛星で,もしかしたら生命が誕生している可能性もと言われています。ガニメデは太陽系第1惑星の水星よりも大きな天体です。衛星なのに惑星よりも大きいんですね。
 この秋は,太陽系の2つの巨大惑星の観察に最も適した時期となっています。じっくりと惑星観察を楽しんでみてください。

 それでは,惑星についてはこれくらいにして,続いて星座の方に目を移してみましょう。
 秋の星座で有名どころといえば,一つはカシオペヤ座,そして星座ではありませんが秋の四辺形といったところでしょうか。
 この秋の四辺形はペガスス座の一部。
 上の円形星図をもう一度ご覧ください。
 ペガスス座から東,南東,北方面を探すと,カシオペヤ座,アンドロメダ座,ペルセウス座,ケフェウス座,くじら座などが見つかります。これらの星座は,2等~4等といった明るくない恒星が多く,全体の形を見つけるのは簡単ではありません。(カシオペヤ座は例外,見つけやすい!)
 これら地味かもしれない秋の星座たちは,神話の中に一つの物語を展開しています。それを少し紹介しておきましょう。エチオピア王家の物語です。

 古代エチオピアにアンドロメダという名の姫がいました。
 アンドロメダは,エチオピアの国王のケフェウスとその妃であるカシオペヤの間に生まれた美しい王女で,その美しさゆえ,母親のカシオペヤは娘の自慢ばかりをしていました。そして,海の妖精であろうとアンドロメダの美しさにはかなわないだろうと口をすべらせたことで,海神ポセイドンの怒りをかってしまいます。
 怒ったポセイドンは巨大くじらをエチオピアの海岸に差し向けました。
 くじらといっても,ただ大きいだけのくじらではありません。恐ろしいつめの生えた手が2本,鋭い牙が生え並んだ口,その口から海水を吐くだけで大津波が起こるという怪物です。
 大津波に苦しむ民衆に頭をかかえた国王ケフェウスが神様に相談にいくと,それはカシオペヤの自慢話が原因であることがわかりました。そして海神ポセイドンの怒りを抑えるには,王女アンドロメダをお化けくじらの生け贄にささげるしかないと告げられたのです。
 もちろん,王はかわいい娘を差し出すことをためらいます。しかし,その話を知った国民がアンドロメダ姫をさらい,両手に鎖をかけて岩に縛り付けてしまったのです。
 やがて,岩にくくりつけられたアンドロメダ姫を見つけて,お化けくじらがやってきました。アンドロメダ姫に対して大きな口をあけて襲いかかるお化けクジラ。アンドロメダ姫が恐怖のあまり気を失いかけたそのときです。白い天馬(ペガスス)に乗った一人の若者が大空から舞い降りてきました。
 勇者ペルセウスです。
 ペルセウスは袋からメドゥーサの首を取り出し,お化けくじらにその顔を向けました。なにしろ顔を見たものは全て石になってしまうというメドゥーサの首ですから,お化けくじらといえどもひとたまりもありません。あっさりと石になってしまい,海に沈んでいきました。
 ペルセウスは,アンドロメダ姫に一目惚れし結婚を申し込みます。また,ケフェウス王もペルセウスの勇敢な姿にすっかりほれこんでしまって,娘との結婚を承諾しました。

 いかがですか,この話に出てくるケフェウス,くじら,ペルセウス,アンドロメダ,カシオペヤが,全て星座として出揃っているのが秋の星空の特徴の一つ。単純なストーリーですが,星空を舞台に展開される物語,とても壮大に感じませんか?

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 天頂から東よりにはペガスス座。ペガスス座の秋の四辺形は,かなり大きな四角形です。見つけやすい木星や土星を目印に,ぜひ見つけてみてください。そして,東から北方面にはカシオペヤ座。北極星を見つけるときによく利用されたり,W形の見つけやすい星座だったりと,何かと有名な秋を代表する星座の一つです。
 三角形に四角形,W型と,いろいろな形を目印に観察を進めることができそうな10月の星空です。目が慣れてきたら,先に紹介したエチオピア王家の物語に登場する星座たちも探してみてください。

 最後に,当夜,見て楽しめる天体を紹介しておきましょう。
 まだ夏の星座や天体も見えていますが,今回は秋の天体を中心に解説しておきます。

☆★散開星団
 ほぼ同時期に誕生した星々が,比較的近い領域に集まってる天体

ペルセウス座二重星団(h&χ)
 カシオペヤ座のW形の近くにある見事な散開星団。双眼鏡でもよく見える星団です。倍率は低めの方が隣接する2つの星団の全体像が見渡せることもあり,見た印象は良い感じがします。小型望遠鏡の低倍率での観察がオススメです。赤っぽい星があちこちに見られ,二重星団の良いアクセントになっています。
※距離は1,400光年

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☆★系外星雲
 天の川銀河(銀河系)の外にある銀河(島宇宙)

M31(アンドロメダ座大星雲)
 アンドロメダ座にある系外星雲。肉眼で見える最も遠い天体です。倍率は低めの方が全体像がわかりやすい。渦巻きにはなかなか見えませんが,見かけの大きさは満月の約5倍ほどもあるビッグな天体です。望遠鏡では渦巻きのうちの中心部がボンヤリと見えます。
 距離は230万光年。すなわち,今から230万年前(旧石器時代です!)にアンドロメダ星雲を出発した光が,今ここに届いているわけです。写真のようには見えませんが,ご自分の目でアンドロメダ星雲からの生の光を体感してください。
※距離は230万光年

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☆★二重星
 肉眼では1個の星にしか見えないものが,望遠鏡で観察すると接近した二つ(以上)の星として見える天体。実際に二つ以上の恒星がお互いに回り合っている天体を『連星』。たまたま同じ方向に近寄って見えている見かけ上,二重に見えている天体を『見かけの二重星』といいます。

アルマク(アンドロメダ座の二重星)
 アンドロメダ座には美しい二重星があります。アルマクという名の二重星で明るさは2等級。青色とオレンジ色の色の対比が美しい二重星です。肉眼ではわかりませんが,望遠鏡を使って少し倍率を上げて見てみると,2星が分離して色の具合もよくわかってきます。この二重星は実際に2つの恒星が公転し合ってる『連星』です。
 似たような色の組み合わせのアルビレオという二重星がはくちょう座にあります。こちらも有名ですが,アルマクの方が,より接近し合ってるせいか色が濃く感じられる気がします。

1021_10☆アルマク:これは写真ではなくてイメージです。

☆★球状星団:

 恒星が互いの重力の作用で球状に集まった天体。
 多くは天の川銀河(銀河系)の周辺部に存在します。
M15・・・ペガスス座にある球状星団。
 天馬ペガススの頭の先にある。秋を代表する球状星団。数ある球状星団の中でも最も古い部類となる。距離は33,000光年

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 この夜間観望会の主役は,木星,土星の2つの惑星と月かもしれませんが,月が沈んだ後は,多くの星雲星団が数多く見えてきます。そしてまだ夏の星雲星団も見えています。上に紹介したもの以外にも,見ておもしろい天体がたくさんあります。
<例>
  ★アルビレオ・・・はくちょう(座)の口ばしにあたる星
         オレンジと青の組み合わせがとてもきれいな二重星
  ★こと座ε(イプシロン)星・・・二重星が二重になってる?ベガの近くにあります。
         通称『ダブルダブルスター』
★こぎつね座の惑星状星雲M27・・・銀行の地図記号に見えるといううわさ。

 秋の夜,虫の声に耳を澄ませながら,いろいろな天体の観望をぜひお楽しみください。
 また,当館の観望会では様々な天体望遠鏡が準備されています。大小,大きさの異なる望遠鏡で,また細長い望遠鏡や太短い望遠鏡とで,同じ天体でもどう違って見えるのか,いろいろと見比べができそうです。興味のある方はぜひチャレンジを。

<注>
 天体(星雲星団)の名称の頭に付く『M』記号について
 フランスの天文学者シャルル・メシエは,数多くの星雲星団を観測してカタログにまとめました。そのカタログに記された110個の天体には個々にM番号が振られて一覧化され,観測に活用されています。『M』は観測者メシエのM。
※HP中の星図,星座絵図は,アストロアーツ社製StellaNavigator12で作成しています。
 天体画像は,博物館会員が天体望遠鏡を使って撮影したもので,実際に望遠鏡を覗いたときの見た感じに近いように若干の加工をしてあります。
 円形星空図,説明図等はAdobe製Illustratorで作図しています。

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