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11月8日 皆既月食を見よう

[天文現象] スケジュール:2022/11/08
更新日:2022/11/02

 

プリント*図は国立天文台ホームページ-ほしぞら情報2022年11月から引用*

11月8日の宵に皆既月食が起こります。今回の月食は月が昇ってすぐに欠け始めます。欠け始めは18時9分、初めから終わりまで見るためには東の空の開けたところで見るのがよいでしょう。欠け始めから約1時間10分後、19時17分に月が地球の影に完全に入る皆既月食が始まります。

プリント*図は国立天文台ホームページ-ほしぞら情報2022年11月から引用*

今回の皆既月食は比較的地球の中心に近いところを通過するため皆既中の時間は85分間と比較的長く皆既食の終わりは20時42分になります。
皆既食が終わり再び約1時間10分後の21時49分に部分月食も終了します。
次の皆既月食は、2025年3月14日に起こりますが月が欠けた状態で昇る「月出帯食」になるので全行程が見やすい時間に起こる今回の月食を楽しみましょう。

今回の月食中に「天王星食」もあります

惑星の前を月が通過する惑星食、今回は月食の最中に「天王星食」が起こります。
月食は日本中どこでもほぼ同じ時間で進行しますが、天王星食は見る地域により月に隠れる「潜入」時間や隠れる位置、月から出てくる「濳出」時間や出現する位置がバラバラです。
めったにない惑星食ですが、今回のように「月食」と「惑星食」が同時に起こるの非常にまれです。今回、天体望遠鏡博物館のある田和では20時28分頃、5.6等の明るさの天王星が皆既中の月に隠されます。「濳出」は約50分後、21時18分頃ほぼ半月程度になった月の影の部分から出てきます。

プリント*図は国立天文台ホームページ-ほしぞら情報2022年11月から引用*

月食は肉眼でもむ楽しめますが、天王星食を見るには双眼鏡か望遠鏡が必要になります。
平日(火曜日)の夕方ですが「月食」と「天王星食」を楽しみましょう。

月食について、もっと知ろう

国立天文台が作成した11月8日皆既月食動画を紹介します

 

月食の起こるしくみ

地球と月は太陽の光を反射して輝く天体です。地球にも太陽の光による影があり、太陽とは反対の方向に伸びています。この地球の影の中を月が通過することによって、月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現象が「月食」です。

月食は、太陽-地球-月が一直線に並ぶ満月のときに起こります。しかし、満月のときすべてに月食が起こるわけではありません。ふだんの満月は、地球の影の北側や南側にそれたところを通ります。これは月の軌道が傾いているためです。

下図は国立天文台ホームページからの引用です。図は平面なので満月の度に月食が起こるように見えますが、ほとんどの場合、満月は地球の影の北側や南側にそれたところを通るため月食は起こりません。

lunar-eclipse-reason-s

動画だともっとわかりやすいでしょう。これも国立天文台ホームページからの引用です。

 

もっと月食について知りたい場合は国立天文台ホームページをご覧下さい

https://www.nao.ac.jp/astro/basic/lunar-eclipse.html

【ライブ配信】皆既月食+天王星食(2022年11月8日)

今回の皆既月食はライブ配信も予定されています

国立天文台の皆既月食配信は次のアドレスでつながります

https://www.nao.ac.jp/news/events/2022/20221014-live.html

天文雑誌星ナビの出版社 アストロアーツ社によるライブ配信

https://www.astroarts.co.jp/special/20221108lunar_eclipse/

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