お知らせ

  1. HOME > 
  2. お知らせ > 
  3. 夜明け前の惑星を捉えました

夜明け前の惑星を捉えました

[お知らせ] スケジュール:2022/07/02
更新日:2022/07/04

天体望遠鏡博物館ボランンティアUM氏(岡山県)は5月4日から粘り強く惑星集合を捉えていますが7月に入り水星が撮影できるころには夜明けになってしまうようになりました。今回で惑星集合の撮影は終了になりそうです。

下のシュミレーション図は7月2日午前3時55分の東の空です。この日の薄明は3時11分に始まっており5分後の4時には金星、木星くらいしか見えないほど明るくなります。水星の高度は地平線近くです。

7月2日3時55分星図

撮影は東の空から昇ってくるのが早い惑星からスタートしています。つまり土星、海王星、木星、火星、天王星、金星、水星の順です。

Saturn2022_7_02 02_40_00土星
撮影開始時刻 2:40:00 エクスブロージャー   4.6214ms

Neptune2022_7_02 02_51_57海王星
撮影開始時刻 2:51:57 エクスブロージャー  212.8543ms

Jupiter2022_7_2 03_02_23木星
撮影開始時刻 3:02:23 エクスブロージャー    1.1361ms

Mars2022_7_02 03_20_52火星
撮影開始時刻 3:20:52 エクスブロージャー    0.5680ms

Uranus2022_7_02 03_33_24天王星
撮影開始時刻 3:33:24 エクスブロージャー  45.5242ms

Venus2022_7_02 03_53_16金星
撮影開始時刻 3:53:16 エクスブロージャー    0.0639ms

Marcury2022_7_02 04_17_54水星
撮影開始時刻 4:17:54 エクスブロージャー  16.3564ms

撮影機材
鏡 筒:ビクセンR-200SS 焦点距離1120mm(コレクターPH使用)2倍バローレンズ31.7DX使用
架 台:ビクセンSXP2赤道儀
カメラ:QHYCCD QHY5Ⅲ178C(非冷却CMOSカラー)
撮 影:SharpCap4.0(64bit)を使用しRGB24 800×600ピクセルで3分間撮影 感度はゲイン46統一

撮影画像はRegiStaxでベストフレーム60%でスタックしウォーレット処理してます。
見た目を同じにするためトリミングは実施していません。

1N6A1433

水星の撮影後、東の空の様子です。
水星は高度が低く、朝焼けが始まり周囲が明るくなりつつある中での撮影でした。
望遠鏡を使って拡大撮影した水星画像はシャッタースピード上げていますので、背景の空が暗くなっていますが、肉眼ではもっと明るく感じる状態です。
撮影日時:2022年7月2日4時24分
撮影機材:カメラ CANON EOSRa レンズ CANON RF24-105 F4L  IS USM  63㎜ 絞り4
撮影データ:感度 ISO6400 焦点距離 63㎜ 絞り4 露出 1/125秒

お知らせの一覧はこちら

天体望遠鏡博物館

開館日

開館日

Copyright © Museum of Astronomical Telescopes, All rights reserved.