香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[天文現象] スケジュール:2026/10/22
更新日:2026/10/22
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから2026年10月20日4時41分03秒(日本標準時、24時間表記)に、H3ロケット10号機による火星衛星探査機(MMX)の打上げを行いました。この打ち上げは西日本から関東地域までの広い範囲でその光跡を視認できるとの予測がされていました。
天体望遠鏡博物館のボランティアは北海道から鹿児島まで広範囲にいますが、その中で種子島宇宙センターに一番近い鹿児島県在住のI氏に撮影を依頼していました。
打ち上げ当日の内に、I氏からMMXを搭載したH3-10号機の打ち上げ光跡の写真が届きました。みなさんに紹介します。
撮影地は桜島が見渡せる錦江湾近くの丘です。光跡が東南の低空に見えていますのでロケット発射時刻直後の撮影であることがわかります。おそらく太陽光がロケット本体にあたって反射した光ではなくロケットの噴射光をとらえていると思われます。この噴射光をとらえられるのは限られた地域でかつ、この時間帯は曇ってしまった地域が多く貴重な写真と言えます。
撮影データ
場所:鹿児島県鹿児島市吉野町 原五社神社前
カメラ:キャノンMD5マーク2
レンズ:SMCタクマ28mm
絞り:開放F3.5
シャッタースピード: バルブ300秒
感度:500
撮影者コメントト:ロケット発射時刻の1時間ほど前に、撮影機材のチェックのために撮影した星景写真です。この時は晴れ間が大きくあり星も写ってましたが。ロケット発射時刻が近づくにつれ徐々に雲が・・・。
ロケットに太陽光があたって反射光がみえるのは、上の表で「日照」の記載がある4時46分以降と予測されていました。また撮影方向が南東方向で光跡が上昇方向ですので、ロケットの噴射光であると判断できます。
【参考情報】
火星衛星探査計画(MMX)[Martian Moons eXploration]は、人類未踏の“火星の月”、衛星フォボスを主な探査地とし、地形や内部構造、組成、重力などを観測し、表面の砂や岩石を採取・帰還する計画です。詳しくはMMXの特設サイトをご覧下さい。