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12月7日18時すぎに木星と国際宇宙ステーションが近づいて見えます

[天文現象] スケジュール:2022/12/07
更新日:2022/12/06

2022年12月7日18時11分頃から、北部九州から近畿地方の各地で、国際宇宙ステーションを見ることができます。

国際宇宙ステーションは地球の周りを回っている超大型の人工衛星です。地上から約400km上空に建設された有人実験施設でサッカーコートほどの大きさがあります。条件が合うと太陽の光を反射して明るく輝いている国際宇宙ステーションを肉眼で明るい「光点」として見ることができます。

スライド1

上図の二重丸◎がついている地域で国際宇宙ステーションがよく見えます。

高松iss

図は香川県 高松市での見え方です。18時12分ころ、西北西の高度10度の低空から国際宇宙ステーションが輝きだし、18時15分ころ天頂付近を通過し、16分ころに木星の近くを通り17分過ぎに南東の低空で見えなくなります。一等星よりもずっと明るいので、18時12分ころに西北西の方向を見ていれば発見できるはずです。飛行機のような点滅はしませんので飛行機とは見分けがつきます。

スライド2

図は香川県三豊市付近での見え方です。国際宇宙ステーションと木星が重なったように見える可能があります。(国際宇宙ステーションは軌道修正することがありますのでこの原稿を入力している時点では確定させることはできません)

ISSと木星

円は視野7度の範囲を示しています。双眼鏡で見たときのイメージにちかいものになります。中央にあるのが木星です。国際宇宙ステーションの軌跡は18時15分32秒~37秒にかけてのものです。(観測地:北緯34度5分東経133度38分30秒・ステラナビゲーターで作成)

星図1

国際宇宙ステーションと木星が重なって見える地域では広角レンズで1秒ごとに多重撮影や比較明合成すると上の図のような光跡を写せます。(木星も国際宇宙ステーションも明るいので動画でも写せると思います。三脚の使用をお勧めします)

なお、国際宇宙ステーションは軌道修正することがありますのでこの原稿を入力している時点では確定させることはできません

自分が住んでいる地域ではどのように見えるかより詳しく調べたい方は下記の「きぼうを見よう」のサイトをご覧下さい。

https://lookup.kibo.space/

(このページで使用している図は「きぼうを見よう-国際宇宙ステーションが見える日時をお知らせ」のサイトからの引用とアストロアーツ社のステラナビゲーターで作成しています)

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