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秋の夜長は双眼鏡観察が楽しい。二重星団を探してみよう

[天文現象] スケジュール:2019/11/10
更新日:2019/11/05

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11月中旬 午後9時ごろ 香川県の星空

■晩秋のころ、日々寒さも身に染みるころではありますが、星好きは、元気いっぱい秋の夜長を満喫しましょう。この時期、北の空には見慣れたW文字型のカシオペヤ座が空高く観察しやすい位置にあります。
カシオペヤ座は、秋の天の川の中にあり、暗い空では、そのW文字をつなぐことが戸惑うこともあるほどですが、明るい空でも低倍率の双眼鏡があると、観察がとても楽しい領域です。
カシオペヤ座周辺は秋の天の川が通過しているため双眼鏡で観察すると、それを取り囲むように、色とりどりの小さな星が見つかります。有名なアンドロメダ大銀河や上級者向けの、さんかく座銀河もあり、見どころ満載です。
すでに、アンドロメダ大銀河と、さんかく座銀河の探し方については12月開催の夜間天体観望会のご案内でご説明しましたので、こちらをご覧ください。
http://www.telescope-museum.com/post-8337/

今日は、カシオペヤ座のすぐ近く、全天一美しい星団と言われる二重星団を探してみましょう。
二重星団は、望遠鏡博物館のある多和地区では、星空がとても美しいため肉眼でも見つけることができることもありますが、都会の明るい空ではそうはいきません。双眼鏡を使って見つけてみましょう。
見つけ方は簡単です。見慣れたカシオペヤ座のW文字の2つの星の中間あたり、ペルセウス座の明るい星の対角線にすると、その交わるあたりに、二つの淡い星の集まりを見つけることができるはずです。
二つ寄り添った、星の固まりが美しく、また、じっくり観察すると次第に目が慣れるに従い、見える星の数が増えてくるかもしれません。観察中はできる限り、近くの街灯やスマホなどを見ないようにすると、目の感度がどんどん上がって、驚くほどの星が見えてくるのは、なんともうれしいものです。
双眼鏡で十分観察したら、もし、望遠鏡がお手元にあれば、二重星団の導入(望遠鏡のレンズの視野に入れること)にも挑戦してみてください。
あるいは、博物館の夜間天体観望会にお越しいただければ、その美しさをいろいろな望遠鏡を使って楽しむことができます。ぜひ、ご家族、お友達など、お誘いあわせの上お越しになってください。

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二重星団(双眼鏡観察イメージ 観察イメージに近づけるめ写真を画像処理しています)

文中の図表はプラネタリム表示用フリーソフトStellarium 0.19.1を使用しました。 (文章と図表・写真 担当:fuji  )

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