お知らせ

  1. HOME > 
  2. お知らせ > 
  3. 木星と月が接近して見えます7月13日

木星と月が接近して見えます7月13日

[天文現象] スケジュール:2019/07/13
更新日:2019/07/08

7月13日南全体
2019年7月13日21時ころの南の空のイメージ

晴れていれば7月13日は月齢11の月とそのすぐ西側に木星が見えます。月齢11の月は半月と満月の間でかなり明るいため周りの星が見えにくい状態です。それでもマイナス2.5等で輝やいている木星は簡単に見つけることができるでしょう。

7月13日月と木星視野7度
2019年7月13日21時ころ 視野7度(倍率5倍程度の双眼鏡の視野に相当)

5㎝7倍程度の双眼鏡をカメラ三脚などに固定してブレないようにして観察すると木星の4大衛星いわゆるガリレオ衛星の存在を確認できるでしょう。

木星と衛星21時
7月13日21時ころ 4大衛星のうちのひとつ エウロパは木星表面を通過中

木星と衛星22時
7月13日22時ころ エウロパが木星表面が通過し4大衛星がはっきりと見えるようになる

木星は今が見頃です。天体望遠鏡を持っている方はまず縞模様を見てみましょう。次に木星の衛星の動きも見てみましょう。この日の21時ころは4大衛星のうちの第Ⅱ衛星エウロパが木星表面側を通過中で見づらいのですが22時ころには木星面を通過して4つの衛星としてはっきり確認できるでしょう。
*衛星の動きは天体望遠鏡工作教室で作っている口径4㎝の小型望遠鏡でみることができます。また口径5㎝クラス以上の双眼鏡でも確認できます。数時間おき、また日を変えてみると衛星の位置関係が大きく変化していることに気づくでしょう。

木星の4大衛星(400年前にガリレオガリレイが発見しガリレオ衛星とも呼ばれています)
第1衛星 イオ 木星の周りを1.76日で公転
第2衛星 エウロパ 木星の周りを3.55日で公転
第3衛星 ガニメデ 木星の周りを7.16日で公転
第4衛星 カリスト 木星の周りを16.69日で公転

シュミレーション図はステライメージで作成。

お知らせの一覧はこちら

天体望遠鏡博物館

開館日

開館日

Copyright © Museum of Astronomical Telescopes, All rights reserved.