お知らせ

２月１日は月面エックスが各地で撮影されました。天体望遠鏡博物館会員のＨさんは２月１日の月面Ｘの撮影に続けて、１日の経過でどのように見え方が変わるか確かめるため２月２日も同じ月面位置を撮影されたそうです。

左側が２０２０年２月１日の撮影です。写真中央左寄りの欠け際に月面エックスが見えています。右側の写真では月面エックスのように見えていた写真中央付近のブランキヌス、プールバッハ、ラカーユの３つのクレーターあたりがすっかり太陽に照らされています。この３つのクレーターが隣り合う外壁がエックス状の高地になっていることがわかります。
月は肉眼で見ても満ち欠けがわかり毎日その変化を楽しませてくれます。天体望遠鏡を使うとこのようにクレーターが見えるだけでなくクレーターの底部に太陽光が差し込む様子も見えます。クレーターの影を様子を見るとクレーター外壁の高さや、クレーターの深さがいろいろであることがわかります。

撮影日：写真左２０２０年２月１日１９時１２分　右２月２日２１時２０分
望遠鏡：ミューロン３００ＣＲＳ直焦点
カメラ：ＣＭＯＳカメラ ＺＷＯ ＡＳＩ１８３ＭＣ
５００フレームのうち１００フレームをスタック「Ａｕｔｏｓｔａｋｋｅｒｔ！３」「Ｒｅｇｉｓｔａｘ６」「Ｐｈｏｔｏｓｈｏｐ ＣＳ５」にて画像処理
撮影者：香川県会員Ｈさん