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【募集中】10月17日(土)夜間天体観望会

[イベント] スケジュール:2026/10/17
更新日:2026/09/20

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【日時】
2026年10月17日(土)
18時30分~19時00分:受付(できましたら18時50分ころまでにご来館下さい)
19時00分:オリエンテーション開始
19時15分:天体観望とエアドームプラネタリウム投影
*数多くの天体望遠鏡で月、土星、星、星団、星雲を観察しましょう
*プラネタリウム投影を数回行いますので希望者はいずれかの回でご覧いただけます。
20時30分頃:終了予定

【参加費】
大人500円
大学高校生400円
中学小学生300円
就学前児童無料、障がい者手帳お持ちの方無料

【募集数・定員】50名

【雨天・曇天時】
雨天・曇天時は別プログラムにて開催致します。

別プログラムの例
・館内ナイトツアー
・望遠鏡を使った実験やお話など
・天体望遠鏡の操作体験

【参加方法】ネット予約をご利用下さい

お申し込み

イベント名*

代表者の方の情報をご入力ください。

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お名前(フリガナ)*
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メールアドレス*
電話番号* - -
参加人数* 大人:
高校生・大学生:
小学生・中学生以下:

天体望遠鏡博物館の観望会の特徴は3つあります。

①大小様々な天体望遠鏡を使って天体を楽しめる。
天文台に設置していた大型望遠鏡、天文マニア垂涎の高性能望遠鏡や昔欲しかった懐かしい天体望遠鏡、初心者に人気のある小型望遠鏡、電子観望用のデジタル天体望遠鏡、星空を見るのに適した双眼鏡まで、各種の天体機材が豊富に揃っています。

mat館内写真_021

夜間天体観望会20260718 (15)

②星空がきれい。
天体望遠鏡博物館がある「さぬき市多和地区」は山に囲まれています。市街地の光害の影響が少なく、晴れていれば「天の川」が肉眼で見えます。

③曇ったときでも博物館なので楽しめる。
昼間とは雰囲気が違う「館内ナイトツアー」、夜だからできる「望遠鏡などを使った実験」、「望遠鏡操作体験」天文ボランティアスタッフの楽しいお話などが行えます。

天体観望会の楽しみ方
天体望遠鏡博物館の天体観望会に参加される方の理由はさまざま。
参加者のニーズにできるだけ応えることが出来るように、観望会当日のお昼からボランティアスタッフが各種の望遠鏡を準備したり、役割分担したチーム編成をしています。
オリエンテーションのときに当日の「楽しみ方」をスタッフが説明しますので、お役立て下さい。

・天の川を見たい!いっぱいの星を見たい!
・星座を教えてもらいたい!
・家族で星と望遠鏡を楽しみたい!
・とにかく天体望遠鏡で星を見てみたい!
・量販店などにおいてあるような小型天体望遠鏡を実際に覗いてみたい!
・自分で操作してみたい!
・大型の天体望遠鏡で星を見たい!
・昔欲しかった天体望遠鏡を使ってみたい!
・月のクレーターをスマートホンで写したい(月が出ているとき)
・星をスケッチしてみたい

夜間天体観望会20260718 (3)
写真は2026年7月18日夜間天体観望会のオリエンテーション時に撮影したものです

プラネエアードーム7m

天体観望会と並行してプラネタリウム投影も行います。複数回投影しますので、希望者はいずれかの回でご覧いただけます。エアドームは直径7メートルで一度に30人ほど入れます。寝転がってプラネタリウムをお楽しみ下さい。

夕食のご紹介

「観望会前に食事ができるところがありませんか」という問い合わせをいただくことがよくあります。「農家レストラン」が天体望遠鏡博物館と同じ敷地の中にあります。
夜間天体観望会開催日の営業時間:午後5時から7時まで(観望会開始前頃まで営業しています)
メニューは予告なく変更されることがあります。(農家レストランがスタッフが今回はこれが喜ばれるかなあと思いながら作っているそうです)

たべまい丼 (4)

たべまい丼 600円 大盛り+100円
牛肉と甘辛コチュマヨがご飯に寄り添う(ちょっと辛いので大人向き)

豚スタミナ丼

豚スタミナ丼 500円

からあげ丼

からあげ丼 500円
甘めのタレとマヨネーズ 野菜は日によって変わります
(子どもでも大丈夫)

結願うどん (1)

結願うどん 500円
肉・わかめ・油揚げ入り

揚げたこ焼き

揚げたこ焼き 300円

10月17日の星空案内

10月17日(土)の天体観望会で楽しみたい天体を紹介します。

☆★今回の天体観望会での観察オススメ天体リスト
星座:ペガスス座,カシオペヤ座,こと座,はくちょう座
一等星:フォーマルハウト,ベガ,デネブ,アルタイル
星の並び:秋の四辺形,夏の大三角
星雲:アンドロメダ座大星雲(M31),こと座の環状星雲(M57)
星団:ペルセウス座二重星団,ペガスス座の球状星団(M15)
二重星:アンドロメダ座アルマク,はくちょう座アルビレオ
惑星:土星,土星の衛星タイタン
月:月面,クレーター

 秋分も過ぎた10月中旬。暦の上では秋のど真ん中。夏場に比べて,暗くなるのがずいぶんと早くなっています。観望会の始まる19時では,空も暗くなってきていて星々も何個か見えてきていることでしょう。
 その夜空の全体の様子を見てみましょう。

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 上の円形星空図は,観望会当夜20時頃に見える星空です。
 ※上下左右に記してある方角を下にして見ると,星座早見盤のように扱うことができます。

 西空には月が明るく見えています。この月明かりのために,若干星々が見えにくい状況にあるかと思います。そんなときは,明るい一等星を中心に星空を見回してみるのが得策。
 その一等星ですが,まずは天頂(真上)から西寄りに,七夕の星でもあるベガとアルタイル,そしてデネブの3つの一等星が見えてます。この3星がつくる三角形が夏の大三角。ということは,西空にはまだ夏の星々が見えているということですね。
 それから,秋の唯一の一等星みなみのうお座のフォーマルハウトが,真南からやや東寄のところに見えています。
 ところが,この秋の空には,たった一つの一等星フォーマルハウトに加えて,土星が見えています。フォーマルハウトが1.2等で,土星は0.4等。すなわち,土星の方が明るく見えているはずです。まずは上の円形星図の中から,ベガ,デネブ,アルタイル,フォーマルハウト,そして土星を見つけてみてください。
 けれども,当夜一番目立っているのは月です。
 その月ですが,西空に低くなってきているので,西側の山の稜線に沈んでしまわないうちに,観望会開始後,早いうちに観察しておくことになるでしょうか。
 この夜の月は,半月よりも少しへこんだ形をしています。
 月の膨らみ具合を示す指標の一つに月齢(げつれい)というものがあります。
 月齢というのは,新月のときを0として,新月からの経過日数を表す数字です。新月から満月,そしてまた新月に戻るまでの日数は約29.5日。通常は,月の満ち欠けの度合いを示す数値として扱われます。当夜の月齢は6.7。十五夜お月さんが満月ですから,その半分の半月の月齢は15÷2で7.5前後。
 当夜の月齢は6.7なので7.5の手前。ということで,この夜の月は,半月の少し手前のへこんだ月ということがわかります。

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 月の観察をする場合,オススメの注目ポイントは月の欠け際です。ちょうど横方向から太陽光が当たっている状況にあるため,影が大きく高コントラストで,立体感のある見え方をします。
 低倍率では月全体が楽しめます。クレーターが数多く見られる山岳地帯や,クレーターは少なくて平坦な印象の海と呼ばれる部分を意識して目を向けてみてください。
 海の部分は黒っぽく,クレーターが少なく平坦な感じに見ることができます。
 一方,高地(山岳地帯)は高倍率で観察するのが良いでしょう。クレーターの輪郭部は,徳島県の剣山から富士山級の高さを誇ります。迫力で迫るその様子を味わってください。

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 満月のときは,いわゆる”餅をつくウサギ”に例えられる模様が見えます。半月手前の当夜の月には,ウサギの両耳と頭,胸あたりまでが見えています。そして,これから月が膨らんで(満ちて)いくにつれて,ウサギの餅つきの全体像が見えてきます。半月の前も半月のときも満月のときも,餅つきウサギの一部から全体が見えるということ。どんな月齢の月を見ても,ウサギ(の模様)が見えているんですね。ここで少し考えてみてください。ウサギの模様があるのは月の表(おもて)側。”ウサギのいない”月の向こう側(裏側)っていつ見えるのでしょうか?
 いつもウサギが見えているということは,月は表側の面しか地球に方に向けていないということ。(=月の裏側は見えない)これは月の自転周期と地球の周りを回る公転周期が同じ周期になっているためなんです。
 表現を換えると,月はいつも地球の方を向いている!ずっと地球を見つめているといってもいいんじゃないのでしょうか。この夜は,いつも地球を見つめてくれている月を,今度はこちらから見つめ返してみませんか。

 そして,この夜の月に負けないほどに,天体観望会における主役級天体なのが土星。
 続いては,この土星を紹介していきましょう。

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 土星は大きさが地球の9.5個分と,太陽系では木星に次ぐ大きな惑星です。また,環(輪っか)のあることで有名で,観望会では望遠鏡を覗いたときに,いつも歓声があがる天体でもあります。天体望遠鏡を使うと,その環も明瞭に見ることができます。
 土星までの距離は,約12億km。といってもピンときませんね。
 地球をビー玉に例えてみましょう。すると土星は,今が旬の梨くらいの大きさで,その梨の大きさの土星が,ビー玉大の地球から1.8kmほど離れたところを回っている感じになります。距離感をイメージできそうでしょうか。
 土星は,表面に固い地面はなく,水素とヘリウムでできているガス惑星です。だから,土星に下り立って表面を歩くことはできません。
 そして,注目の環です。
 土星の環は,微小なものから岩塊ほどのサイズの氷をメインに,小石や岩からできていると言われています。土星の環がどうやってできたということについては,いくつかの説がありますが,土星の衛星の一つが土星本体の潮汐力によって,粉々に破壊されたという説が有力のようです。惑星探査機ボイジャーやカッシーニの探査結果からは,この環を構成している氷が,雨のように土星本体に降り注いでいることがわかってきました。あと一億年もすれば,土星の環は消えてなくなるかもしれないということです。

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 土星の環は年によって傾きが変わって見えます(上図参考)。7~8年かけて,幅広く見えるときから,幅狭く細く見えなくなるときまで,その見え方は徐々に変わっていきます。昨年2025年は,その環が最も細く見える状況にあり,時期によっては環の見えない土星が見えていたこともありました。
 土星の環は,その厚みが数m~数十mと考えられていて,土星本体の直径(116,460 km)と比較すると1/200万。土星本体に比べると非常に薄いわけです。さきほど例にした梨で考えてみると,環の厚みは1μm(マイクロメートル)以下と,細菌やウィルスレベルになります。
 また,土星本体のそばには,いくつかの衛星を見ることができます。望遠鏡で見える土星の衛星の中で一番明るいのはタイタンとよばれる衛星です。タイタンは木星の衛星ガニメデに次ぐ太陽系で2番目に大きな衛星で,惑星である水星よりも大きな天体でもあります。衛星でありながら惑星よりも大きいなんて,すごい衛星ですよね。
 そのタイタンには,液体の湖の存在が確かめられていて,生命の存在もうわさされています。そんなこともイメージしながら望遠鏡を覗くと,ロマンを感じたりはしないでしょうか。

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☆土星,タイタン:これは写真ではなくてイメージです。

 上の図は,当夜のタイタンの位置を表示しています。使用する望遠鏡により,図とは左右逆,上下逆という見え方をする場合があります。上図を参考に相対的な位置関係で,どれがタイタンなのか同定してみてください。この夜は,土星のすぐ近くにタイタンは見えています。土星の近くに見える星のうち,一番明るい光点が,おそらくタイタンだと思われるので,案外見つけやすいかもしれません。
 なお,望遠鏡の口径が大きくなると,もっと暗い衛星まで見えてきます。通常は,タイタン以外にも3~5個程度の衛星が見えてくるはずです。もちろん,空の条件にもよりますが,大口径の望遠鏡で,今,何個見えているか確かめながら観察するのもおもしろいかもしれませんね。ちなみに,土星には300個近い衛星が発見されています。

 では,続いて星座の方に目を移してみましょう。
 秋の星座で有名どころといえば,一つはカシオペヤ座,そして星座ではありませんが秋の四辺形といったところでしょうか。
 この『秋の四辺形』は,ペガスス座の一部となります。
 上の円形星図をもう一度ご覧ください。
 ペガスス座から東,南東,北方面を探すと,カシオペヤ座,アンドロメダ座,ペルセウス座,ケフェウス座,くじら座などが見つかります。これらの星座は,2等~4等といった,それほど明るくない恒星が多く,全体の形を見つけるのは簡単ではありません。(カシオペヤ座は例外です。とても見つけやすい!)
 これら地味かもしれない秋の星座たちは,神話の中で一つの物語を展開しています。今回の神話解説はそのお話を紹介をしておきましょう。タイトルは,エチオピア王家の物語です。

『 古代エチオピアにアンドロメダという名の姫がいました。
 アンドロメダは,エチオピアの国王のケフェウスと,その妃であるカシオペヤの間に生まれた美しい王女で,その美しさゆえ,母親のカシオペヤは娘の自慢ばかりをしていました。そして,『海の妖精であろうとアンドロメダの美しさにはかなわないだろう』と口をすべらせたことで,海神ポセイドンの怒りをかってしまいます。
 怒ったポセイドンは巨大な化けくじらをエチオピアの海岸に差し向けました。
 くじらといっても,ただ大きいだけのくじらではありません。恐ろしいつめの生えた手が2本,鋭い牙が生え並んだ口,その口から海水を吐くだけで大津波が起こるという怪物です。
 化けくじらが起こす大津波に苦しむ民衆に,頭をかかえた国王ケフェウスが神様に相談にいくと,それはカシオペヤの自慢話が原因であることがわかりました。そして海神ポセイドンの怒りを抑えるには,王女アンドロメダをお化けくじらの生け贄にささげるしかないと告げられたのです。
 もちろん,王はかわいい娘を差し出すことはできません。かといって,化けくじらをそのままにしておくこともできません。親として娘を守るか,王として国を守るか,究極の選択を迫られます。しかし,その話を知った国民が有無を言わさず,アンドロメダ姫をさらって,両手に鎖をかけて岩に縛り付けてしまったのです。
 やがて,岩にくくりつけられたアンドロメダ姫を見つけて,化けくじらがやってきました。そして,アンドロメダ姫に対して大きな口をあけて襲いかかる化けクジラ。アンドロメダ姫が恐怖のあまり気を失いかけたそのときです。白い天馬(ペガスス)に乗った一人の若者が大空から舞い降りてきました。
 勇者ペルセウスです。
 ペルセウスは袋からメドゥーサの首を取り出し,化けくじらにその顔を向けました。なにしろ顔を見たものは全て石になってしまうというメドゥーサの首ですから,化けくじらといえどもひとたまりもありません。あっさりと石になってしまい,海中深く沈んでいきました。
 ペルセウスは,アンドロメダ姫に一目惚れし結婚を申し込みます。また,ケフェウス王もペルセウスの勇敢な姿にすっかりほれこんでしまって,娘との結婚を承諾しました。 』

 と,こんなお話ですがいかがですか。この話に出てくるケフェウス,化けくじら,ペルセウス,アンドロメダ,カシオペヤ,ペガススが,全て星座として出揃っているのが秋の星空の特徴の一つです。単純なストーリーではありますが,星空を舞台に繰り広げられる物語,とても壮大に感じませんか?

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 天頂から東よりにはペガスス座。ペガスス座の秋の四辺形は,けっこう大きな四角形です。
 エチオピア王家の物語に登場する星座たち,秋の星空の主役となる星座たちを,カシオペヤ座のW形,ペガスス座の四辺形などを目印に,物語を思い浮かべながら,ぜひ見つけてみてください。

 最後に,当夜,見て楽しめる天体を紹介しておきましょう。
 まだ夏の星座や天体も見えていますが,今回は秋の天体を中心に解説しておきます。

☆★散開星団
 ほぼ同時期に誕生した星々が,比較的近い領域に集まってる天体
ペルセウス座二重星団(h&χ)
 カシオペヤ座のW形の近くにある見事な散開星団。双眼鏡でもよく見える星団です。倍率は低めの方が隣接する2つの星団の全体像が見渡せることもあり,見た印象は良い感じがします。小型望遠鏡の低倍率での観察がオススメです。赤っぽい星があちこちに見られ,二重星団の良いアクセントになっています。
※距離は1,400光年

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☆★系外銀河
 天の川銀河(銀河系)の外にある銀河(島宇宙)
M31(アンドロメダ銀河)
 アンドロメダ座にある系外銀河。肉眼で見える最も遠い天体です。倍率は低めの方が全体像がわかりやすい。渦巻きにはなかなか見えませんが,見かけの大きさは満月の約5倍ほどもあるビッグな天体です。望遠鏡では渦巻きのうちの中心部がボンヤリと見えます。
 距離は230万光年。すなわち,今から230万年前(旧石器時代です!)にアンドロメダ銀河を出発した光が,今ここに届いているわけです。本にある写真のようには見えませんが,ご自分の目でアンドロメダ銀河からの生の光を体感してください。
※距離は240万光年

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☆★二重星
 肉眼では1個の星にしか見えないものが,望遠鏡で観察すると接近した二つ(以上)の星として見える天体。実際に二つ以上の恒星がお互いに回り合っている天体を『連星』。たまたま同じ方向に近寄って見えている見かけ上,二重に見えている天体を『見かけの二重星』といいます。
アルマク(アンドロメダ座の二重星)
 アンドロメダ座には美しい二重星があります。アルマクという名の二重星で明るさは2等級。青色とオレンジ色の色の対比が美しい二重星です。肉眼ではわかりませんが,望遠鏡を使って少し倍率を上げて見てみると,2星が分離して色の具合もよくわかってきます。この二重星は実際に2つの恒星が公転し合ってる『連星』です。
 似たような色の組み合わせのアルビレオという二重星がはくちょう座にあります。こちらも有名ですが,アルマクの方が,より接近し合ってるせいか色が濃く感じられる気がします。

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☆★球状星団
 恒星が互いの重力の作用で球状に集まった天体。
 多くは天の川銀河(銀河系)の周辺部に存在します。
M15(ペガスス座の球状星団)
 天馬ペガススの頭の先にある。秋を代表する球状星団。数ある球状星団の中でも最も古い部類となる。距離は33,000光年

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☆★惑星状星雲
 恒星が互いの重力の作用で球状に集まった天体。多くは天の川銀河(銀河系)の周辺部に存在します。
M57(こと座の惑星状星雲)
 惑星状星雲とは,(超新星爆発をせずに)一生を終えた恒星が,周囲にガスを放出しながら,そのガスが中心に残された星から紫外線を受けて輝いている天体です。
 M57は,リング状に見えるため,『ドーナツ星雲』とか『環状星雲』ともよばれています。楕円形の淡い煙のように見えますが,じっくり観察していると,真ん中が黒っぽく,穴の空いている感じがわかってきます。
 この天体をどうして注目したかというと,私たちの太陽系の中心にある太陽の最期は,このM57のようになるのではないかといわれているからです。なんと,太陽の未来図かもしれないんです。
 太陽は恒星としての一生を終えるとき,大爆発を起こすことはありません。
 太陽の寿命は100億年ほどで,現在はちょうど半分くらいの寿命を過ぎた頃と考えられています。すなわち,あと50億年ほど経つと終末期に入り,太陽は膨張を始めて現在の100~200倍ほどの巨星になり,地球を飲み込んでしまいます。その後,外側の大量のガスを放出して惑星状星雲となります。そして,ガスが拡散した後,そのガス星雲の中心に高密度高温の,サイズの小さな恒星が残り,周囲のガスを照らしながら輝くようになるのではといわれています。
 M57は,まさしくこの状態にあります。太陽もこんな風に生涯を終えるのかと,遠い未来を想像しながら天体を見てみるのも科学的な観察の一つかもしれません。
 M57は,できるだけ口径の大きな望遠鏡で観察することをオススメします。

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 この夜間観望会の主役は,土星と月かもしれません。また,月明かりために暗い天体は見えにくい状況にあるかもしれません。それでも,まだ夏の星雲星団も見えていますし,上に紹介したもの以外にも,見ておもしろい天体がたくさんあります。
<例>
★アルビレオ・・・はくちょう(座)の口ばしにあたる星 オレンジと青の組み合わせがとてもきれいな二重星
★こと座ε(イプシロン)星・・・二重星が二重になってる?ベガの近くにあります。通称『ダブルダブルスター』
★こぎつね座の惑星状星雲M27・・・銀行の地図記号に見えるといううわさ。

 当夜は,博物館の担当者が様々な望遠鏡を使って導入・紹介してくれると思います。望遠鏡を覗きながら,それがどんな天体なのかぜひ質問してみてください。星は観察するだけでなく,その天体がどんな天体であるかを知ることによって,より興味深く感じることができるようになるものです。
 また,大きな望遠鏡と小さな望遠鏡とでは見え方が大きく違ったりします。レンズを使った屈折望遠鏡と鏡を使った反射望遠鏡とでも,見え方に違いがある場合があります。倍率の違いによる見え方の違いもあります。同じ天体でも,いろいろな望遠鏡,いろいろな倍率で観察して,見え方の違いを味わってみるのもおもしろいと思います。
 秋の夜,虫の声に耳を澄ませながら,いろいろな天体の観望をぜひお楽しみください。
 それでは,観望会でお会いできるのを楽しみにしています。

 

<注>
天体(星雲星団)の名称の頭に付く『M』記号について
フランスの天文学者シャルル・メシエは,数多くの星雲星団を観測してカタログにまとめました。そのカタログに記された110個の天体には個々にM番号が振られて一覧化され,観測に活用されています。『M』は観測者メシエのM。

※HP中の円形星図,説明図はAdobe Illustratorで作成しています。
天体画像(一部はイラスト)は,博物館会員が小型の天体望遠鏡で撮影,スケッチしたもので,実際に望遠鏡を覗いたときに見た感じに近いように若干の加工をしてあります。

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