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8月12日前後数日 木星と金星が接近して見えます

[天文現象] スケジュール:2025/08/12
更新日:2025/07/22

20250812星図1

20250812星図3

20250812星図2

太陽-水・金・地・火・木・土・天・海・冥で太陽系の惑星の順番を覚えた方が多いと思います。8月12日の前後数日間、太陽系最大の惑星木星と、地球から一番明るく見える惑星金星が、くっつきそうなくらい近寄って見える現象が起こります。

木星は地球よりも外側の軌道を回っていますので、地球の夜の時間帯に見えます。金星は地球よりも内側の軌道を回っていますので地球の昼の時間帯に見えます。ですから、木星と金星がいっしょに見やすい時間帯は、昼と夜が重なる夜明け前や夕闇のころになります。

8月12日の前後数日間、未明から明け方の東北東から東の低空で、金星と木星が大接近して見えます。もっとも近づいて見える8月12日未明は角度にして1度未満になります。満月がおよそ0.5度ですから満月2個分の範囲に金星と木星が位置します。双眼鏡なら同一視野に入ります。

金星の明るさはマイナス4等級、木星はマイナス2等級です。キラキラと輝く金星としっとりと輝く木星が暁の空に見える光景は感動します。

地上風景といっしょに撮るととても美しい星景写真になるでしょう。

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8月10日~14日まで連続して観測すると木星と金星の位置が変化していく様子を捉えられます。時間はいずれも午前4時でシュミレーションしています。高度は15度程です。

0810星図8月10日午前4時(観測地:香川県でシュミレーション)

0811星図8月11日午前4時(観測地:香川県でシュミレーション)

0812星図8月12日午前4時(観測地:香川県でシュミレーション)

0813星図8月13日午前4時(観測地:香川県でシュミレーション)

0814星図8月14日午前4時(観測地:香川県でシュミレーション)

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