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【募集中】5月18日夜間天体観望会

[イベント] スケジュール:2024/05/18
更新日:2024/04/21

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【日時】
2024年5月18日(土)
19時00分:開場・受付開始
19時30分:オリエンテーション
19時40分:観望会開始
21時ころ:終了予定

*できるだけ19時20分までに受付できるようにご来館下さい*

【内容】
オリエンテーション後、天候に合わせて天体観望を行います

【予定機材】
大型望遠鏡数台、小型・中型望遠鏡10台程度

【参加費】
大人500円
大学高校生400円
中学小学生300円
就学前児童無料、障がい者手帳お持ちの方無料

【募集組数】20組(70名程度)

【オリエンテーションの内容】
・今夜の星空のシュミレーション
・本日の天体望遠鏡の味わい方
・天体望遠鏡の見方・使い方説明
・夜間天体観望会での事故防止注意事項説明

【雨天・曇天時】
雨天・曇天時は別プログラムにて開催致します。

別プログラムの例
直径7メートルの大型エアドームによるプラネタリウム

プラネエアードーム7m

参加方法 ネット予約をご利用下さい。

お申し込み

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高校生・大学生:
小学生・中学生以下:

5月18日の星空案内

☆★今回の天体観望会での観察オススメ天体リスト
月:クレーター,谷,海,
星座:かに座,しし座,うしかい座,おとめ座,
一等星:レグルス,アークトゥルス,スピカ,
星の並び:北斗七星,春の大曲線,
星雲:おおぐま座の系外星雲M51,
星団:かに座の散開星団プレセペ(M44),
二重星:ミザール,プルケリマ, 他

5月18日開催予定の天体観望会において,観察しておきたいオススメの天体を紹介していきます。

5月も中旬,早いものですね,夏至まであと一ヶ月ほどになってきました。日没も遅くなってきています。この日の日の入りは午後7時頃。オリエンテーションが終わる頃になっても,空には明るさと青みが残っていることでしょう。
空を見上げると,その空の明るさに負けないくらいに,月が明々と存在感を示しています。
大きめの月がある夜は,暗い天体が見えにくいということがあります。そんなときは開き直って,しっかりと月や月面を観察するのがいいでしょうか。
ということで,当夜のメインターゲットは
月は大きく明るいので,天体望遠鏡を簡単に向けることができる天体です。博物館駐車場に並べられた天体望遠鏡の多くは,早々に月に向けられていることでしょう。
当夜,準備された望遠鏡は大小様々。また,鏡を使ったものやレンズを使ったものなど種類も様々です。ここで,望遠鏡のサイズ面での特長を簡単にまとめておきましょう。ちょっと覚えておいてくださいネ。
大きな望遠鏡の特長:
☆光をたくさん集めることができる=暗い天体まで見える
☆高倍率が得やすく,細かいところまで詳しく見える
小さな望遠鏡の特長:
☆低倍率が得やすく,広い視野で天体の全体像を眺めることができる
これらの特長を月の観察に当てはめてみると,
☆大型の望遠鏡は高倍率をかけて,クレーターの内部を詳しく見ることができる。
☆小型の望遠鏡は低倍率が得意なので,月の全体像を明瞭に見ることができる。
さて,皆さんはどちらを見てみたいと思いますか?

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『月々に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月』という,詠み人知らずの短歌があります。月ごとに月を見ていて,月を見る機会は多いけれど,月を見るというならこの月の月だろう,と名月を愛でる歌です。太陽を歌った短歌はほとんどありませんが,月を歌った短歌は数多くあるようです。それだけ日本人は,昔から月に特別な親しみを感じていたのかもしれません。

観望会に参加の皆さんの誰もが,今までに月は何度も見上げたことがあると思いますが,名月ではないけれど,月という天体を意識して観察するのは,(短歌のように)この夜の月かもしれませんね。

当夜の月の月齢は10.3。
月齢とは,月の満ち欠けの状態を示す数字で,新月から何日経過しているかを表します。新月を0として,新月からの経過日数を数字で表します。大まかには月齢が7前後であれば半月(上弦の月)頃,15前後であれば満月頃,22前後であれば下弦の月の頃というように,月齢で月のだいたいの大きさを知ることができます。

月齢7前後が半月なので,月齢10の月というのは半月から3日ほど経過した,ややふっくらした月ということになります。

では,その月の紹介をしておきましょう。
大きさ:地球の4分の1強の大きさがあります。これは主惑星に対する衛星の大きさとしては,非常に大きいものです。
火星と衛星フォボスの大きさの比 260:1
木星と(太陽系最大の)衛星ガニメデの大きさの比 27:1
土星と衛星タイタンの大きさの比 24:1
地球と月の大きさの比 3.7:1
他の惑星の衛星などを比べてみると,突出して月が大きいことがわかりますが,その原因は謎とされています。

月までの距離:およそ38万km。ジャンボジェット機で行くと,約2週間かかるほどの距離です。
月は毎年平均して約4cmずつ遠ざかっています。原因は潮汐力。海水の移動がブレーキとなって,地球の自転速度が遅くなり,結果として月までの距離が長くなっているのです。遠い遠い将来,月は地球からずっと離れて,いつかはいなくなってしまうのでしょうか?

月はどこから来た?:月の起源については,大きく分けて4つの仮説があります。
分裂説:月は地球から飛び出したという説。月は地球の子どもに当たるということで,『親子説』という言い方もされます。地球と月の密度が近いことも,この説を後押ししています。ところが,地球から月が飛び出すほど,地球の自転が速かったとは考えにくいのです。
兄弟説:太陽系が誕生した太古,地球と月は同時に誕生したという説。同じ時期に誕生したということから『双子説』と表現されることもあります。しかし,双子で誕生したなら組成は酷似しているはずなのに,地球に多い鉄などの成分が月には少ないこと,また,軌道の傾きの存在なども説明することができません。
捕獲説:別のところで誕生していた月が,地球の重力に捕まってしまったという説。兄弟説の欠点をうまく説明できるのですが,捕獲された後,何らかのブレーキが働かないと,地球と衝突してしまう可能性の方が高いと考えられています。
ジャイアントインパクト説:地球が形成された頃,火星サイズの天体が地球と衝突して,周辺にばらまかれた岩石などが固まって誕生したという説で,現在では最も有力視されています。従来の各仮説の短所をうまく説明できる説だとされています。ただ,コンピュータでシミュレーションしてみると,月は地球の破片成分が集まってできたのではなく,衝突した天体の方の天体の成分から誕生してしまうということが判明。すると月の組成が地球と組成に似ている点と矛盾してしまうんです。
それぞれに○と×があって,決定打に欠ける状況のようです。
さて,真実はいかに?

いろいろの方面から月を紹介していると,どれも最後には『?マーク』が付いてしまいます。一番身近な天体でありながら,まだまだ未解明な点が多いということですね。そういう意味では,神秘さを感じさせる不思議な天体だといえそうです。
身近でロマンに満ちた月,当夜はぜひそんな月の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。

続いて,その月の観察ポイントを紹介しておきましょう。

まず,望遠鏡で月を観察したときに一番に気がつくのが,黒っぽい模様ではないかと思います。昔の人たちは,月にも地球と同じように海があると考えていました。そして,この黒い地域を『海』と呼んでいました。もちろん,実際に海があるわけではなく,水があるわけでもありません。海は,そのほとんどが地下から噴き出した溶岩(玄武岩)でできて,この玄武岩が黒っぽく見せているのです。
それぞれの海には名前がついています。この観望会の夜,見えているのは『豊かの海』,『危難の海』,『静かの海』,『晴れの海』,『雨の海』です。

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月の海は,いろいろな形(模様)に見立てられいます。有名なのはウサギの餅つきですね。ウサギの片方の耳にあたるのが,豊かの海。頭(顔)の部分にあたるのが静かの海。胸にあたるのが晴れの海。そして,お腹にあたるのが雨の海。逆さウサギになっていますが,雰囲気はつかめそうでしょうか。
海にはクレーターが少なく平坦。
一方,クレーターが多い地域を陸(高地)といい,高さが2000~4000m級の外輪山的な構造があります。
そのクレーターのうちの観察しやすい,特徴的なものをいくつかをご紹介しましょう。

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コペルニクスクレーター :雨の海の南に位置するクレーター。直径は約93kmと香川県がちょうどすっぽりと入る大きさ。輪郭をなす山の高さは,およそ3700mと富士山とほぼ同じ。クレーターの中央に高さ1200mほどの山が存在しています。比較的新しいクレーターです。

ティコクレーター :直径は約85km。太陽光が当たると光条と呼ばれる明るい放射状の筋が,このクレーターを中心に幾本か伸びているのがわかります。中央にある山の高さは1600mほど。周囲の山の高さは4800mと富士山を越えています。

プラトークレーター :月面の北部に位置します。直径は101km。プラトーの底は平坦で暗く,内部に直径2km程度の小さなクレーターが4個ほど確認できます。この小クレーターは気流が安定したときに性能の良い望遠鏡でないとなかなか見ることができません。そのために望遠鏡の分解能テストに利用されることもあります。

スライディングルーフにある大型望遠鏡に高倍率をかけて,はたして何個の小クレーターを見ることができるか,挑戦してみるのもおもしろいのではと思います。
月面を観察する場合,倍率を思いっきり上げてみるのもオススメです。高倍率で見る月面は,ものすごい迫力で,クレーターの内部構造や,谷のようなひび割れた様子などが観察できます。

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 それでは,月の観察を堪能したところで,星空全体に目を向けてみましょう。

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この円形の星図は,観望会当夜午後8時頃の星空を表しています。方位を記入してありますが,その方位を下にすると星座早見盤のように扱うことができます。
(注)一等星を紫色の文字で表示していますが,北極星,ふたご座のカストルは一等星ではありません。

はじめにもご紹介したとおり,大きな月が明々と照らしているので,暗い星々は見えにくい状況にあるかと思います。そんなときは一等星を目印にしてみましょう。

西にはまだ冬の星座たちが見えていますが,主役は完全に春の星座たち。その春の星空には一等星が3つあります。おわかりになりますか?
しし座レグルスおとめ座スピカ,そして,うしかい座アークトゥルスの3つ。これらの明るい一等星をまず見つけておいて,それから周囲の暗い星を探していくと,月明かりに負けることなく,星座の形も見つけやすくなるはずです。

また,北の空に目を向けると,北極星を探すのに利用されることで有名な北斗七星が見えています。この北斗七星の柄の部分をひしゃくの部分とは反対方向に伸ばすと,うしかい座のアークトゥルスがあります。そのアークトゥルスをさらに南へ伸ばすとおとめ座のスピカがあります。この北斗七星の柄の部分から,アークトゥルス,スピカと結んでできる曲線が春の大曲線です。

こういった星々を結んでできる形や星座の観察には,天体望遠鏡は必要ありません。望遠鏡の近くで列を作って待つ間,いろいろな星の並びや形を見つけて楽しんでみてください。

過去の観望会案内では,いくつかの星座にまつわる神話も紹介してきました。今年は,ふたご座,かに座と続けてきていますが,北斗七星を紹介したこともあり,今回はおおぐま座の神話をお話しておきましょう。

昔,アルテミスという月と狩りの女神がいました。そのアルテミスの従者に,妖精であるカリストという美しい娘がいました。アルテミスと一緒に森を駆け回り,狩りをしていた妖精カリストを大神ゼウスが気に入ってしまい,恋人にしようとアルテミスの姿に化けて近づきました。

だまされてしまったカリストですが,主の女神アルテミスの怒りを買い,追放されてひとりぼっちになってしまいます。そして,ひっそりとゼウスの子どもアルカスを生みむことになります。
その後,そのことがゼウスの妻ヘラの耳に届きます。怒ったヘラは,呪いをかけてカリストを熊に変えてしまいます。母カリストは泣く泣く息子カリストと別れ,熊として森の奥で生きていくしかありませんでした。

一方,息子のアルカスは,他の妖精たちに育てられて立派な狩人に成長します。
あるときアルカスが森の中で狩りをしていると,偶然にも(熊の姿になった)カリストと出会います。カリストは,我を忘れて愛しい息子アルカスに駆け寄ろうとしますが,アルカスには巨大な熊が襲ってきたとしか見えません。目の前の大熊が,まさか自分の母親であるとは気がつくはずのないままに,アルカスは弓をかまえて大熊(母カリスト)を仕留めようとします。
それを見たゼウスは,慌てて二人を空に上げ,アルカスも熊の姿に変えて星座にしたというお話です。
母カリストはおおぐま座に,息子のアルカスはこぐま座になったとされています。

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上図の星座線が入っているところが,逆さのおおぐま座ですが,クマの雰囲気はわかりそうでしょうか。北斗七星はこのおおぐま座の一部で,腰から尻尾のあたりになります。
その北斗七星(クマの尻尾)をよく見てみると,けっこう長いでしょ?実際のクマの尻尾って,テニスボールのように丸くて短いですよね。でも,星座のおおぐまの尻尾は長い。実は,ゼウスが空に上げたとき,尻尾をつかんで放り投げたため,ピヨ~ンと伸びてしまったと言われているのです。
悲しいような,クスッとなってしまうようなお話ですね。

この北斗七星には,ミザールという二重星(二つの星が接近して見えているもの)があります。

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北斗七星の柄の先から2番目の星がミザールです。肉眼でも2つに分かれて見えるといわれている二重星。上の写真でも2つの星がくっついているのがわかりますが,明るい方がミザール,暗い方の星はアルコルといいます。アラビア地方では,その昔,兵隊の視力検査に利用されていたそうです。視力に自信がある方は,肉眼でこのミザールが2つの星に分かれて見えるか挑戦してみてください。

春の星空の特長の一つとして,見応えのある二重星が多いということが挙げられます。ミザールは肉眼でもわかる二重星ですが,望遠鏡を使って高倍率で見ると,とても味わい深く観察できる二重星もあります。
例えば,うしかい座のプルケリマという二重星。

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プルケリマとは,『最も美しいもの』という意味だそうです。黄色っぽい主星に青みがかった伴星(二重星の暗い方の星)の組み合わせは,とても美しく感じます。
その他にも,しし座のアルギエバ,おとめ座のポリマなど,味のある美しい二重星があります。星の色の違いや組み合わせの妙をぜひ味わってみてください。
これらの二重星は,大きな望遠鏡で,高倍率を使って観察するのがオススメです。

また,春の星空の特長として,『宇宙ののぞき窓』と呼ばれている領域があるということが挙げられます。ここでいう『宇宙』とは,太陽系内にある月や惑星ではなく,天の川銀河(銀河系)内にある星雲や星団でもなく,もっと遙か遙か遠い遠い宇宙のことです。

『窓』というのは,文字通りそこからずっと向こう側が見える部分ということ。
これを合体してみると,”すごく遠い天体が見える部分がある”と読み解くことができます。春の星空には,この窓があちらこちらにあるんです。

ざっくり言うと,春の星空では遠い天体(宇宙)がたくさん見えるということ。この遠い天体というのは,天の川銀河(銀河系)の外にある銀河ということで系外星雲 (けいがいせいうん)と呼ばれています。

この系外星雲はものすごく遠くにあるため,暗くて小さいものです。当夜は月明かりがあるため,この系外星雲は通常よりも,かなり見えにくい状況にあると考えられます。
観察は簡単ではないかもしれませんが,せっかくなので,ここでは代表的な系外星雲として,おおぐま座のM51を紹介しておきましょう。
M51の地球からの距離は2100万光年。七夕の織姫星である一等星ベガまでの距離が26光年。M51はベガまでの約100万倍の距離,確かに遠いですよね。

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M51は,大小2つの銀河がつながっているため,子持ち銀河とも呼ばれることもあります。
写真に写すと,M51の渦巻きの1本の腕の先に,もう一つの小さな銀河(NGC5195)がつながっているような姿がわかります。天体望遠鏡ではそこまで明確に見ることは困難ですが,こうした系外星雲は,できるだけ大きな望遠鏡で観察してみてください。大小2つの雲のようなボンヤリが見えたらバッチリです。

系外星雲のような暗くて小さな遠い天体を見るのにオススメなのは大きな望遠鏡。では小さな望遠鏡は,どんな天体の観察を得意としているのでしょうか。

初めの説明を思い出してください。小型望遠鏡は低倍率が得意。小さな望遠鏡は,対物レンズや対物鏡の焦点距離が大きな望遠鏡に比べて短いものが多いです。天体望遠鏡の倍率は,『対物レンズや鏡の焦点距離÷接眼鏡の焦点距離』で計算できます。対物レンズの焦点距離が短いということは,低い倍率が得やすいということ。倍率を上げない方が良く見える天体,そんな天体を見るには小型の望遠鏡で観察するに限ります。

低倍率で観察するのがオススメの天体として,ここで紹介しておきたいのは,かに座散開星団(数多くの恒星が集まっている天体)M44

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M44はプレセペとも呼ばれています。
プレセペとはラテン語で『飼い葉桶(牛馬のエサ入れ)』という意味。小型の望遠鏡でも30~40個以上の星を数えることができます。

場所はかに座。レグルスの西側(南に向かって右方向)にかに座があります。そのかに座のど真ん中に,プレセペはあります。概ね散開星団は低倍率での観察が向いていて,倍率を上げすぎると星の密集感が感じられなくなって,おもしろみがなくなることが多いです。散開星団は月明かりがあっても,そこそこに楽しめる天体でもあります。

その他にも,見ておもしろい天体の一つにM3という球状星団(多くの恒星がお互いの重力で球形に集まった天体)があります。
うしかい座のアルクトゥールスとりょうけん座α星の真ん中あたりにあります。実際の大きさは直径は100光年以上。50万個もの恒星が集まってボール状に見えています。年齢も相当に古く,どうしてこんな天体があるの?と思いたくなるような不思議な天体です。
 球状星団も,口径の大きな望遠鏡で観察するのが基本です。口径の大きな望遠鏡で倍率を高めにして観察すると,(気流や空の状態にもよりますが)一つ一つの星々がブツブツとツブツブに分離して見えてきます。スライディングルーフの中に設置されている,大口径の望遠鏡で見てみてください。

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ここまで,いくつか見どころとなる天体を紹介しましたが,春の星空には他にも数多くの『見ておもしろい天体』がたくさんあります。ここに記しているもの以外の天体についても,博物館の担当者が望遠鏡を使って導入,そして紹介してくれると思います。望遠鏡を覗きながら,それがどんな天体なのかぜひ質問してみてください。星は観察するだけでなく,その天体がどんな天体であるかを知ることによって,より興味深く感じることができるようになるものです。

また,大きな望遠鏡と小さな望遠鏡とでは見え方がかなり違ったりします。レンズを使った屈折望遠鏡と鏡を使った反射望遠鏡とでも,見え方に違いがある場合があります。倍率の違いによる見え方の違いもあります。同じ天体でも,いろいろな望遠鏡,いろいろな倍率で観察して,見え方の違いを味わってみるのもおもしろいと思います。

<注>
 天体(星雲星団)の名称の頭に付く『M』記号について
 フランスの天文学者シャルル・メシエは,数多くの星雲星団を観測してカタログにまとめました。そのカタログに記された110個の天体には,個々にメシエを意味する『M』が付く個別番号が振られていて,一覧化され観測に活用されています。

※HP中の星図,星座絵は,アストロアーツ社製StellaNavigator12で作成しています。
 その他の円形星図,絵図はAdobe Illustratorで作図しています。
 天体画像は,博物館会員が小型の天体望遠鏡で撮影したもので,実際に望遠鏡を覗いたときに見た感じに近いように若干の加工をしてあります。

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