香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[イベント] スケジュール:2024/03/16
更新日:2024/03/09
【日時】
2024年3月16日(土)
18時30分:開場・受付開始
18時50分:オリエンテーション
19時00分:観望会開始
20時30分ころ:終了予定
*18時50分までに受付できるようにご来館下さい*
【内容】
オリエンテーション後、天候に合わせて天体観望を行います
【予定機材】
大型望遠鏡数台、小型・中型望遠鏡10台程度
【参加費】
大人500円
大学高校生400円
中学小学生300円
就学前児童無料、障がい者手帳お持ちの方無料
【募集組数】20組(70名程度)
【オリエンテーションの内容】
・今夜の星空のシュミレーション
・本日の天体望遠鏡の味わい方
・天体望遠鏡の見方・使い方説明
・夜間天体観望会での事故防止注意事項説明
【雨天・曇天時】
雨天・曇天時は別プログラムにて開催致します。
別プログラムの例
直径7メートルの大型エアドームによるプラネタリウム
*台風など開催が危険と思われる天候の場合は開催中止に致します*
開催中止の場合は本サイトのお知らせ欄に当日、13時ころに掲示致します
【参加方法】*2024年3月16日開催・夜間天体観望会のネット予約受付は終了致しました。(3月16日12時48分)
☆★今回の天体観望会で見ておきたい天体リスト
月・惑星: 月,木星,
星座:おうし座,オリオン座,ふたご座,しし座,
一等星:アルデバラン,シリウス,ベテルギウス,リゲル,ポルックス,プロキオン,レグルス,カストル(2等星),
星の並び:冬の大三角,北斗七星,
星雲:オリオン座大星雲(M42),かに星雲(M1),しし座の系外星雲(M65,M66,NGC3628),
星団:すばる(M45),プレセペ(M44),
二重星:リゲルの伴星,ミザール (他)
当夜,見て楽しめる個々の天体を紹介していきます。
まずは,六日月。
えっ!?三日月というのは知ってるけど,六日月ってあるんですか?
そんな声が聞こえてきそうですね。
この夜,見えている月の月齢は6。
月には月齢(げつれい)という数値があって,その数値から月の膨らみ具合がわかるんです。正確には,月齢とは月の満ち欠けの状態を示す数字で,新月から何日経過しているかを表します。新月を0として,新月からの経過日数を数字で表します。大まかには月齢が7前後であれば半月(上弦の月)頃,15前後であれば満月頃,22前後であれば下弦の月の頃というように,月齢で月のだいたいの大きさを知ることができるわけです。
この夜の月齢は6。半月の月齢が7前後ですから,6というのは半月に近い月だと見通せます。
三日月というのは新月からカウントして3日目の月をいいます。当夜の月は,新月からカウントして6日目の月なので六日月というわけです。
半月に近い月は,欠け際のクレーターや月面の地形を,コントラスト高く見ることができます。特に高倍率にして,その欠け際を観察すると,超迫力で迫る月面を味わうことができます。
上の写真は,当夜見える月に近い月齢6を少し過ぎ気味の月です。
画像の真ん中から右上にかけて,黒くツルツルしていて,平坦で凸凹感のない部分(『海』といいますが,海水があるわけではありません。)が見えてます。写真中央に見える海の部分が,(下向きですが)『ウサギの頭→耳』にあたります。この頭の部分が『静かの海』と呼ばれている一帯で,1976年に初めて人類が月面に降り立った場所でもあります。上の写真では,頭の部分から,大きな2つの耳が下向きに,カニのはさみのように見えています。この写真に見える左の耳の付け根のあたりに,そのアポロ11号の着陸地点があります。
そして,クレーターの多い部分は,『山』(こちらは文字通り山岳地帯です)というわけです。
それでは,昔から一番身近に感じられてきた天体であろう月の紹介を少ししておきましょう。
月の大きさは,直径約3,500km。地球のおよそ1/4。他の惑星の衛星と比較しても,地球の大きさに比べて,月という衛星の大きさは大き過ぎるのです。この大きさの不釣り合いについては,まだ解けていない謎の一つとされています。
月までの距離は約38万km。運動会で良く見られる大玉を地球とすると,バスケットボールほどの月が30m離れたところを回っている感じです。
月の1日は(地球での)1ヶ月ほど。すなわち,15日ほどの昼と15日ほどの夜が交互にやってきます。月にはほとんど大気がなく,15日間,太陽に照らされたり,夜は15日間,冷やされたりと,昼夜で温度差が非常に大きくなります。昼は100℃を超え,夜になると-170℃ほどまで下がるといわれています。月面はかなり過酷な世界のようです。
丸い形をした無数のクレーターですが,その成因は,隕石や小天体の衝突によるものと考えられています。低倍率で月の全体像を見たら,次は倍率を上げてクレーターの細部を観察してみてください。クレーターの中にさらに小さなクレーターが多数見えてきたり,ひび割れたような複雑な地形が見えきたりします。大きなクレーターの多くは,四国山地にある剣山から富士山レベルの高さです。
高倍率での迫力のある月面も,ぜひ楽しんでください。
月を観望したところで,次は太陽系第5番目の惑星である木星を観察してみましょう。
夕空の西空に異様に明るく輝く星があることに気がつくと思います。この星が太陽系最大の惑星である木星です。
望遠鏡で木星を覗いてみると,木星本体に数本の縞模様が見えてきます。
また,木星本体の上下に目をやると,小さな光点が4つほど見えていると思います。この夜は,木星の上方に3個。下方に1個見えています。(望遠鏡によってはこの上下が逆に見えているものもあります。)
この4つの星は,ガリレオ衛星とよばれ,木星の数ある衛星の中でも特に大きくて明るい4衛星です。
木星本体の上に見えている衛星は木星本体に近い方から,エウロパ,イオ,ガニメデ。下に1個見えているのがカリスト。エウロパは内部に膨大な量の海水があるといわれています。ガニメデは衛星でありながら,太陽系第一惑星である水星よりも大きな天体です。
木星の大きさは地球のおよそ11倍。そして10時間ほどで一回転(自転)します。地球は24時間で一回転。ということは,地球の11倍の巨大な惑星が地球の2倍以上の速さで自転しているということ。そのため,生じた遠心力で赤道付近が膨らんでいるんです。良く観察してみてください。木星は左右(南北)方向よりも上下(東西)方向の方に膨らんで,やや楕円形に見えてるはずです。
当夜の木星は日周運動で西に傾いてきているので,およそ上下が東西方向,およそ左右が南北方向にあたります。
六日月と木星を観察したら,今度は星空全体に目を向けて,どんな星座が見えているか確かめてみましょう。
まず,身体を南方向に向けて,夜空を見上げてみましょう。
すると下図のような星空が見えるかと思います。
この図は,観望会当夜午後7時半頃の南方面の星空です。
3月,暦の上ではもちろん春なんですが,西空半分には,おうし座やオリオン座,おおいぬ座,ふたご座,といった冬の代表的な星座が見えています。冬の大三角(ベテルギウス,プロキオン,シリウスの3つの恒星で形作られる三角形)も見えています。この冬の大三角はとても大きな三角形です。三角の形を追うことは簡単なので,まず3つの一等星を探してみて,目で線を引いてみてください。
それでは,まだまだ良く見えている冬の星座や天体を紹介しておきましょう。
上の半円星図には表示されていませんが,まずはすばる。
すばるは,別名プレアデス星団,M45と呼ばれます。おうし座にある散開星団(恒星の集まり)です。
すばるは,低倍率で見ると全体像が見えて,たいへん見応えがあります。
平安時代に,清少納言が枕草子の中で『星はすばる・・・』と記しています。どういうことかというと,「数ある星の中でもすばるが素晴らしい・・・」ということです。平安貴族からも注目された天体だったんですね。
すばるは比較的若い星の集まりで,誕生してからまだ数千万年しか経っていない星々です。距離は440光年。宇宙レベルでは非常に近いところにある天体です。
おうし座には,かに星雲(M1) と呼ばれる星雲があります。
藤原定家の日記とされる明月記に,『1054年4月中旬の午前2時頃,オリオン座の北付近に木星ほどの明るさの星がいきなり現れた』と記されています。これは超新星(爆発)が起きて,それが肉眼でも見えたということ。この天文現象は,日本に限らず中国や中東方面にも観察記録が残っていて,昼間でも23日間ほど見えていたとの記述もあります。昼間も見えたとのことであれば,かなりの明るさだったのではないでしょうか。
超新星とは,大きな質量の恒星が進化の末期に大爆発して,突然明るく輝き出す天体とその現象。このかに星雲は1054年に爆発した超新星の残骸で,今も猛烈なスピードで膨張しています。
『かに』というのは,アイルランドの天文学者が大きな望遠鏡で観察した際,星雲の微細な放射状の構造が,かにの足に見えたことからそう呼ばれるようになったと言われています。
下の画像中,右上に見えているのがM1。望遠鏡で見るとぼんやりとしたひし形の雲状に見えます。(画像左下の明るい星はおうし座の角先にある恒星です)
そして次は,冬の星空の王者オリオン座。
オリオン座には見応えのある天体がいっぱいです。
オリオン座は,赤っぽいベテルギウスと青白いリゲル,そしてその中間に3つの2等星が斜めに並ぶ特徴的な形をした星座で,初心者でも簡単に見つけることができる星座です。
このベテルギウスとリゲルは,それぞれ,平家星,源氏星という和名を持っています。平家の旗色が赤,源氏の旗色が白ということと,中間の3つ星をはさんで対峙してるかのように感じられるところから,そう名付けられたのではないかといわれています。
リゲルの方は伴星(ばんせい)といって,リゲル本星の周りを公転する小さな恒星をお伴にもっています。こうした近接して見える2つの恒星を二重星といいます。二重星には,見かけ上,たまたま2つの星が近くに見えている(見かけ上の)重星と,お互いの引力によって実際に公転し合っている連星とがあります。リゲルはこの実際に2つの星が実際に回り合っている連星。天体望遠鏡の倍率を多少高めにして観察すると,明るいリゲル本星にくっついて,小さくかすかに光る伴星がポチッと見えてきます。二つの恒星がお互いに回り合ってる,二重星(連星)って不思議な天体だと思いませんか?
さて,ここで問題!
ベテルギウスとは,どんな意味? <3択です。正解は一番下にあります。>
(1)『赤くて大きいもの』
(2)『(巨人の)腋(わき)の下』
(3)『おうし(座)といぬ(おおいぬ座,こいぬ座)の間』
※ちなみに,リゲルは『(巨人の)足』という意味があります。
さて,オリオン座の3つ星のすぐ下には,縦に3つほどボンヤリとした天体が並んでいるのが肉眼でもわかるかと思います。その中央にあるのが,オリオン座大星雲(M42),オリオン座にある散光星雲(拡がったガスや宇宙塵が様々な理由で発光して見えている天体)です。
M42の近くには星間ガスが大量にあって,今まさに星が誕生しつつある場所だといわれています。天体望遠鏡を使ってこの星雲を拡大してみると,中心部にトラペジウムと呼ばれる4つの恒星を観察することができます。トラペジウムは,どれも誕生したばかりの赤ん坊の星々で,これらの星々がオリオン座大星雲を光り輝かせているといわれています。
オリオン座大星雲は,小さな望遠鏡でも鳥が羽を広げたようなイメージに観察できます。大きな口径の望遠鏡で見ると,星雲の複雑な構造も見えてくるようになり,とても迫力のある眺めとなります。大きな望遠鏡でも小さな望遠鏡でも,それぞれに見え方の違いを楽しめる天体です。
このオリオン座から少し左上方向に視点を動かすと,二つの明るい星が見つかります。
この二つの恒星がふたご座の代表的な星です。
明るい方が一等星のポルックス,やや暗い方が2等星のカストル。
カストルがふたごのお兄さん。ポルックスが弟になります。兄の方が暗いということになりますが,星図の中ではカストルがα星,ポルックスがβ星とされています。通常,一つの星座の中で明るい順にα(アルファ)星,β(ベータ)星,γ(ガンマ)星・・と,恒星に記号が割り振られています。ということは兄のカストルの方が明るいはず。でも実際はポルックスの方が明るい。
カストルの明るさは1.58等で四捨五入して2等星。ポルックスは1.16等(四捨五入すると1等)。数値上では大きな違いはありませんが,四捨五入の結果,兄が2等星で弟が1等星ということになってます。
兄の方が暗い理由として考えられるのは,その記号が割り振られた時点ではカストルの方が明るかったということ。あるいは,明るい順にαから割り振るというルールが無視されたということ。また,カストルが兄ということでαをあてがわれたということ。いろいろな説があるようです。
今年は折りに付け,星座にまつわる神話も紹介もしていきたいと思います。
今回はふたご座。
星占いの12星座にも出てくる星座で,自分はふたご座生まれという人もいるでしょう。ふたご座生まれの人,今,見頃です!
それでは,ふたご座の神話です。
カストルとポルックスは,大神ゼウスを父に,スパルタの王妃レダを母として生まれたふたごの兄弟。
仲のとても良かった二人。カストルは武術の達人,ボルックスは乗馬とボクシングの名手に成長しました。二人は自慢の運動神経を発揮し,いつも連れだって冒険に挑んでいました。また,戦士としても戦場を駆け巡り,多くの戦功を上げていく二人。ところが,兄のカストルは,敵との戦いの中で命を落としてしまいます。ポルックスは深く悲しみ,兄の死を受け入れることができず,自分も兄の後を追おうとします。しかし,ポルックスはゼウスの血を引いて不死身の身体を持っていたために,(ゼウスの血を引かなかった)兄と同じように死ぬことができません。そこで,大神ゼウスに自らの死を懇願しました。大神ゼウスは,兄を慕うポルックスの心に打たれて,その願いを叶え,天に上げたのがふたご座だと言われています。
カストルの足のところには,M35という散開星団があります。視力の良い人は,肉眼でもボンヤリと見ることができると思います。望遠鏡の低倍率で観察すると,たくさんの星々がきらめいて,とても美しい眺めとなります。(見かけの)大きさは月とほぼ同じで,とても大きな星団です。
ここで,カストルがちょっと不思議な星であるという話も紹介しておきましょう。
カストルは肉眼で見ると一つの星にしか見えませんが,天体望遠鏡で倍率を上げて観察すると2つの星からなっていることがわかります。リゲルと同じ二重星なわけです。
その見えている2つの星のうち,一方の星をカストルA,もう一方をカストルBといいます。この2つの恒星を特別な装置を使って観測した結果,カストルAの方もまた2重星になっていて,カストルBの方も2重星になってることがわかりました。すなわちカストルは2+2で4重星!
驚きは続きます。もっと少し詳しく観測すると,4重星のカストルA,Bの周りをカストルCという恒星が回っていることがわかりました。驚きはもう一つ。そのカストルCも実は2重星。まとめちゃうと,カストルは(2+2)+2の星が回り合ってる6重星!見えているのは,その6つの恒星のうちの2つということです。
下は,カストルを高倍率で観察したときのスケッチです。二重星として見えるカストル,でも実際は6重星。地球からの距離は約50光年。とても近いところにある恒星です。
一方の弟ポルックスには,なんと惑星が見つかっています。大きさは木星の1.5倍。残念ながら望遠鏡では見えませんが,惑星を引き連れた一等星なんだと想像しながら眺めてみると,またひと味違った印象が感じられるかもしれませんよ。
冬の大三角の一番左(東)の一等星プロキオンから,左方向を見ると春の代表的な星座のひとつであるしし座があります。
しし座にはレグルスという一等星があります。レグルスとは『小さな王』という意味。ライオンの心臓にあたるところで輝いています。このレグルスから上(北)に視線を動かすと,ちょうどクエスチョンマークを裏返したような形が見つけられると思います。これは『ししのおおがま』。このライオンは右(西)を向いているのですが,ししのおおがまは,そのライオンの胸から頭に部分にあたります。
しし座の後ろ足のところには,たいへん遠くにある系外星雲(けいがいせいうん:銀河系の外側にある銀河)があります。M65,M66,NGC3628の3つの星雲(下画像)です。距離は約3500万光年。私たちの銀河系(天の川銀河)の直径がおよそ10万光年程度といわれていますから,銀河系の大きさの350倍ほど遠いところにある天体であるわけです。先に紹介したすばるまでのさらに80,000倍ほどの距離。そんなに遠くにある天体ですから,暗くてボンヤリとしか見えません。当夜は,暗い天体を見るのに月の明かりが邪魔になるかもしれません。目をこらしてじっくりと望遠鏡をのぞき込んでみてください。系外星雲については,たくさん星の光を集めることができる大口径の望遠鏡で観察することをオススメします。
しし座からプロキオンの方(右方向)に少しもどると,かに座があります。
かに座には明るい星がないので,全体の形は追いにくい星座ですが,その,かに座のど真ん中にプレセペ(M44)という散開星団があります。場所は,ふたご座の一等星ポルックスとしし座の一等星レグルスのほぼ中間のあたりですが,空の暗いところでは肉眼でもボンヤリと見ることができます。
プレセペとは,飼い葉桶(かいばおけ)という意味のラテン語。飼い葉桶とは家畜のエサ入れのこと。どう見てもエサ入れには見えないのですが,肉眼で見たときのボンヤリとしたイメージが,そう感じさせるのでしょうか。
先に紹介のすばるもそうですが,一般的に散開星団は,そこそこの拡がりのある大きな天体なので,低倍率で観察するのがオススメです。散開星団は,小さな望遠鏡が大活躍する対象です。
それでは,北側の星空にも目を向けてみましょう。
上図は,観望会当夜午後7時半頃の北方面の星空です。
春の星空,北側で一番目に付くのはやっぱり北斗七星でしょうか。(北側には天体望遠鏡博物館の建物があるので,高度が不十分な北斗七星はまだ見やすい位置にないかもしれません。)
勘違いしている方もいる人も多いのですが,北斗七星は星座ではありません。北斗七星はおおぐま座の一部。大熊の背中から尻尾の辺りになります。北極星を見つけるときに活用されることでも有名ですね。
北斗の『斗』は,中国では枡を意味します。名前の通り,ひしゃくの形をした7つの星というわけです。7つの恒星のうち2等星が6個と3等星が1個。まずまずの明るさと,特徴的な形ということで容易に見つけやすい星の並びです。
北斗七星の柄の方から2番目の星はミザールという星です。肉眼でも2つに分かれて見えるといわれている二重星。上の写真でも2つの星がくっついているのがわかりますが,明るい方がミザール,暗い方の星はアルコルといいます。
アラビア地方では,その昔,兵隊の視力検査に利用されていたそうです。視力に自信がある方は,肉眼でこのミザールが2つの星に分かれて見えるか挑戦してみてください。
ここまで,いくつか見所となる天体を紹介しましたが,冬から春の星空には他にも数多くの『見ておもしろい天体』がたくさんあります。ここに記しているもの以外の天体についても,博物館の担当者が望遠鏡を使って導入,そして紹介をしてくれると思います。望遠鏡を覗きながら,それがどんな天体なのかぜひ質問してみてください。その天体にどんな天体なのかを知ることによって,その星をより興味深く感じることができるようになるものです。
冷え込みにはまだまだ注意が必要な時期です。防寒は十分にして,いろいろな天体の観望をじっくりとお楽しみください。
※HP中の星座図,太陽系図は,アストロアーツ社製StellaNavigator12で作成しています。
天体画像は,博物館会員が天体望遠鏡を使って撮影したもので,実際に望遠鏡を覗いたときの見た感じに近いように若干の加工をしてあります。
円形星空図,説明図等はAdobe製Illustratorで作図しています。
☆★問題の正解は,(2)の『(巨人の)腋の下』