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超新星2023ixfを撮影しました

[お知らせ] スケジュール:2023/07/16
更新日:2023/07/16

超新星発見数の国内最多記録・世界2位の記録を持つ、世界有数の超新星ハンターとして知られるアマチュア天文家の板垣公一氏が5月19日、「回転花火銀河」の愛称で知られるおおぐま座の銀河M101に、超新星2023ixfを発見しました。氏による超新星発見はこれで通算172個目になりました。
*天体望遠鏡博物館には板垣公一氏から寄贈された日本特殊光学製の25㎝シュミットカメラ(天体望遠鏡)があります。このシュミットカメラもたいへん貴重なものです。

今回発見された超新星2023ixfを当館会員のHT氏(香川県高松市在住)が撮影しました。
M101超新星01b

写真右:2017年1月26日撮影 超新星爆発が起こる前のおおぐま座の銀河M101 -|で示された箇所に明るい星はありません 
写真左:2023年5月23日撮影 超新星爆発が起こった後のおおぐま座の銀河M101 -|で示された箇所に明るい星があります

超新星について
星の最終段階で起こる爆発のため、一気に元の明るさの数千倍も明るくなり,その後ゆっくりと滅光していく現象です。古くは平安時代に藤原定家が記した明月記にも超新星爆発のため急に見えるようになった星のことが書かれており、現在は「かに星雲」の名称で呼ばれています。
比較的軽い近接連星が爆発するⅠ型と重い単独星が爆発するⅡ型がある。

今回の超新星爆発は5月18日19時09分~20時57分(日本時間)に起こったとみられています。発見後の観測で、この新天体が大質量星の重力崩壊によるII型超新星であることが明らかにされました。

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