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【開催済】7月22日夜間天体観望会

[イベント] スケジュール:2023/07/22
更新日:2023/07/20

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【日時】
2023年7月22日(土)
19時30分:開場・受付開始
20時00分:オリエンテーション
20時10分:観望会開始
21時30分ころ:終了予定

【内容】
オリエンテーション後、天候に合わせて天体観望を行います

【予定機材】
大型望遠鏡数台、小型・中型望遠鏡10台程度

【参加費】
大人500円
大学高校生400円
中学小学生300円
就学前児童無料、障がい者手帳お持ちの方無料

【募集組数】15組(50名程度)
*新型コロナウイルス感染症の状況により募集数を増加、減少させることがあります。

【オリエンテーションの内容】
・今夜の星空のシュミレーション
・本日の天体望遠鏡の味わい方
・天体望遠鏡の見方・使い方説明
・夜間天体観望会での事故防止注意事項説明

【雨天・曇天時】
雨天・曇天時は別プログラムにて開催致します。

*台風など開催が危険と思われる天候の場合は開催中止に致します*
開催中止の場合は本サイトのお知らせ欄に当日、13時ころに掲示致します

【参加方法】ネット予約が必要です。

募集数を超えるお申し込みがありましたので予約受付を終了致しました(2023年7月20日午前0時46分)

21時30分東南星図7月22日午後9時30分ころの南東の空のイメージ

7月22日の星空案内

☆★今回の天体観望会での観察オススメ天体リスト
 星座:  おとめ座,うしかい座,こと座,はくちょう座,さそり座,ヘルクレス座,
 一等星: アークトゥルス,スピカ,アンタレス,ベガ,デネブ,アルタイル,
 星の並び:春の大曲線,夏の大三角,
 星雲:  こと座の惑星状星雲M57,
 星団:  ヘラクレス座の球状星団M13,さそり座の球状星団M4,いて座の散開星団M7,
 二重星: アルビレオ,こと座のダブルダブルスター

 7月22日(土)開催予定の天体観望会の楽しみ方や,見ておもしろい天体をいくつか紹介します。
 この夜は細い月がありますが,早い時間帯に西の山の稜線下に沈んでしまいます。そのため,月明かりに邪魔されず,『星空』をじっくりと味わえる観望会になりそうです。ただ,20時近くになっても,まだ空は明るさが残っています。まずは暗くなりゆく空を見上げながら,一番星でも探してましょう。
 少し首が痛くなるかもしれませんが,まずは南に身体を向けて真上を見上げてみましょう。
 すると,下図のように明るく目立つ星(一等星)の配置がおわかりになるかと思います。
 ※図は,多少イメージ化したおおまかな図なので,実際の恒星の配置とは違っています。

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 これらの一等星は,主に西(右)側に,春の星座であるうしかい座のアークトゥルス,おとめ座のスピカ。そして東(左)側に,夏の星座であること座のベガ,わし座のアルタイル,はくちょう座のデネブ。そして南にさそり座のアンタレス。一等星としては計6つの星が見えているはずです。

 ところで,これらの一等星の名前には,いったいどんな意味があるのでしょうか。それぞれの一等星がどんな恒星なのか,簡単に紹介しておきましょう。

アークトゥルス:”熊の番人”という意味。「日周運動で,おおぐま(座)の後をついて行くように見える」
 この星が頭上に見える頃になると,日本では麦の刈り入れを始めたことから,『麦星』とも呼ばれる。太陽の20倍以上の大きな恒星。距離は36光年。

スピカ:”穂先”という意味。「女神が手に持つ麦の先っぽに位置する」
 表面温度が20,000度を超える熱い星。明るさは太陽の700倍。太陽の100倍の速度(秒速200km)で自転している若くて元気(!)いっぱいな星。距離250光年。

ベガ:”落ちる鷲”という意味。「こと座の星の並びを,鷲が下方向に滑空する形に見立てた」
 七夕の織姫星。距離26光年。12,000年後には北極星になります。

アルタイル:”飛ぶ鷲”という意味。「わし(座)の星の並びを,羽を広げて飛ぶ鷲に見立てた」
 七夕の彦星。距離17光年と,夏の一等星の中では一番のご近所さん。スピカよりも自転が速く(秒速250km),そのため赤道方向に大きく膨らんでいる。

デネブ:意味は”雌鳥の尾”。「はくちょう(座)の尻尾の部分に位置する」
 大きさは太陽のおよそ100倍。明るさも太陽の50,000倍以上。デネブが一日で放射するエネルギーは太陽が140年かけて放射する量と同じ。そんな猛烈な星なのに,夏の一等星の中では一番暗いのは遠く(距離1,400光年)にあるため。

アンタレス:”火星に対抗するもの(敵)”という意味。「赤い色の星同士のライバル」
 大きさは太陽の700倍という超巨星。太陽からの距離は550光年。かなり高齢。

 どの星も同じように見かけは一つの光る点であっても,それぞれに個性があります。一つ一つの星がどんな星かを意識しながら,実際の星を見るとひと味違った観察ができるかもしれませんよ。

 さて,空が十分に暗くなってくると,たくさんの星々が見えてきます。こうした明るい一等星の位置を目印に,いろいろな星座を探してみましょう。

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 上の円形の星空図は,7月22日午後8時頃の天空全体の様子を示しています。
 ※上下左右に記してある方角を下にして見ると,星座早見盤のように扱うことができます。

 南西に空高く,明るく輝くうしかい座の一等星アークトゥルス。そのもう少し南に,おとめ座の一等星スピカ。北の空高く見えている北斗七星の柄の部分を延長して,アークトゥルス,スピカと結んだ曲線が春の大曲線。この時間帯では,西空方向にはまだ春の星々が見えているということです。
 一方,天頂から東方向に見えること座の一等星ベガ,はくちょう座の一等星デネブ,わし座の一等星アルタイルの3星を結んでできる形が夏の大三角。このように,春の星空から夏の星空へと切り替わっていく様子が,この時間帯では観察できるでしょう。
 夏の星空には見どころがたくさんありますが,今回はその中から,さそり座とヘルクレス座の2つの星座と夏の大三角に注目してみましょう。

 20時頃にはほぼ真南にあるさそり座。赤っぽい1等星のアンタレスが目印です。星占いに出てくる12星座のうちの一つでもあります。まずは,夏の代表的な星座の一つ,さそり座を探してみてください。

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 上は,天文シミュレーションソフトで作成した図ですが,さそり座を見つけることはできますか?
 さそり座のサソリというのは,こんな感じになります。(下図)

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 上の図とイラストを見比べながら,もう一度さそり座を見つけてみてください。実際にさそり座を見つける練習になるかもしれませんよ。

 イラストを見ると,アンタレスはさそりの心臓付近にあるのがおわかりになるかと思います。心臓のイメージと赤い星の色が結びついているのでしょうか。多くの国で,『さそり座の心臓』とも呼ばれてるようです。
 基本的に,赤い星は,大きい,高齢,低温という特徴があります。このアンタレスも赤く,ほぼ終末期を迎えているといわれている星です。大きな星なので,最後には超新星爆発を起こします。太陽から550光年と比較的近いところにある星なので,爆発すると,もしかしたら太陽系や地球にも何らかの影響が及ぶかもしれません。
 アンタレスの名前の語源は,『アンチ・アレス』。火星の英語読みは『マーズ』ですが,ギリシャ語源を探すと火星は『アレス』。アンチは『対抗する・反対する』といった意味。すなわちアンタレスは『火星に敵対するもの』という意味になります。敵同士なんでしょうか。赤い星同士ですから,勝負のポイントは明るさと赤色の強さ?明るさでは火星に全くかないませんが,色指数という示準を元に赤みを比べるとアンタレスの方が赤いということになっています。一勝一敗でこの勝負は引き分けといったところですね。
 そのアンタレスのすぐそばにM4という球状星団があります。球状星団というのは,星が数万~数十万個集まってボール状に見えている天体。どうしてこのような天体が生まれたのか詳しくは解明されていませんが,どの星も高齢なため,銀河が生まれた頃と同時に誕生した可能性があるのではといわれています。
 M4は,それほど目立つ天体ではありませんが,アンタレスのすぐ近くにあるため見つけやすい天体です。光度も6等と,球状星団としてはまずまずの明るさで,双眼鏡でも簡単に見つけることができます。

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 さそり座から東隣のいて座にかけては,たくさんの星雲や星団があります。ここではM7という散開星団を紹介しておきましょう。散開星団というのは,数十から数百の恒星が不規則に集まって見えている天体をいいます。

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 M7はさそり座のしっぽのところにある,双眼鏡でもよく見える天体です。倍率は低めの方が星々が散らばりすぎず,星団の全体像が見渡せることもあり,見た印象は良い感じがします。比較的小さな望遠鏡&低倍率での観察がオススメです。

 それではここで,さそり座生まれのあなたと,さそり座生まれではないあなたにお話のプレゼント。

     『さそり座はこうして生まれた!@ギリシャ神話』
 ではでは,さそり座の誕生秘話を紹介するリポーターさん,よろしくお願いします。

リポーター:はい,星座物語案内リポーターです。皆さんは,冬の代表的な星座であるオリオン座はよくご存じですよね。ここでオリオン座のモデルとなっているオリオンさんに登場してもらいます。
『えっ?,どうして,さそり座の話なのにオリオン座なんですか?』
リポーター:まあ,ちょっと聞いてください。このオリオンさんはたいへん優秀な狩人で,狩りに出かけるといつも大量の獲物を仕留めていたんです。狩人中の狩人なんです。
             <ここでオリオンさん,登場>
オリオン:俺の話をしてるようなので,出てきてやったぞ。
『えっ,この人がオリオン? ちょっと態度でかそうなんだけど・・。』
リポーター:そうなんです。このオリオンさんの偉そうな態度が,とある事件を呼んだんです。
『どういうことなんですか?』
オリオンさん:そんなことはどうでもいい。俺様は最強の狩人なんだ。誰も俺様にかなうヤツはいないんだぜ,それを知っておけ。ぐぁははは・・・。
リポーター:そうなんです。オリオンさんはいつもこんな風に自慢ばかりしてたんです。そして,あまりに傲慢な態度が過ぎるので,天上の神々が怒ってしまったんです。
『えっ!天上の神様たちが,ですか?』
リポーター:そうです。ちょっとそのときの神様たちの声を聞いてみましょう。
天上の神様A:地上にいるこのオリオンという男。最近,態度がでかすぎますね。朝から晩まで自慢ばかり。一年中獲物が捕れるのは,誰のおかげだと思っているのでしょう。私たちが,人間が暮らしやすいようにと,自然も獲物たちも全てうまく揃えてあげているのに。ちょっと天罰を与える必要がありそうですね。
天上の神様B:じゃあ,ちょっとサソリを一匹連れてきて。
天上の神様C:サソリをどうするの?
天上の神様B:オリオンに近づかせて,足首を毒針でチクッっと。
天上の神様A:それは痛そう。それでいきましょう。
リポーター:あるとき,オリオンさんが森の中を歩いていると,いきなり現れたサソリに刺されてしまったんです。サソリの毒は強烈で,あっという間にオリオンさんは絶命してしまいました。
『あらまあ,それはお気の毒に。でも,自慢が過ぎたばかりにってことですよね。』
オリオンさん:まあ,そうなんだ。俺は星座になってるけど,今でもそのサソリが怖くてさ。サソリのやつも手柄を称えられて星座になっているみたいなんだが,あいつの姿が見えているうちは,怖くて俺は空に上がらないんだ。だからよ,さそり座が地平下に沈む頃に東から顔を出すのさ。
『なるほど,そうだったんですか。よくわかりました。』
オリオンさん:まあ,今は数ある星座の中でも超有名な星座になっているので満足してるのさ。神様にも叱られたし,それ以上に人気者になれたから,あまり自慢はしなくなったよ。さそり座も形の良い立派な星座だけど,俺の星座姿もかっこいいぜ。また,冬になったらその勇姿を見せるので,みんな見てくれよな。
『ふ~ん,若干まだ自慢癖が残ってるような気はするけど,たくさんの人がオリオン座に親しみを感じてるみたいだから,まあOKかな。』
リポーター:オリオンさんが主役のようなストーリーですが,さそり座は,この功績が認められて星座になったということです。あと,オリオンは弓矢に当たって絶命するという神話もありますが,それはまた別のお話です。

 それでは次に,夏の大三角を探してみましょう。

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 上の写真から,夏の大三角を見つけることはできましたか?
 難しかった人には,下のイラストがヒントになるかも。

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 いかがでしょうか。夏の大三角,今度は見つけることができましたか?まあ,何より大切なのは実際の星空の下で見つけること。ぜひ,観望会にて生の夏の大三角を見つけてみてください。
 そして見つけることができたら,どの星がベガ,デネブ,アルタイルなのかを特定してみましょう。
 星空を観察する場合,方角を意識することはとても大切なことです。まずは南北方向,東西方向を確かめておきましょう。
 上の写真とイラストは南がほぼ下になってます。すなわち一番南にあるのがアルタイル。西にあるのがベガ。残る一等星がデネブです。そして,よく見ると(空の澄み具合にもよりますが)ベガとアルタイルの間を北から南へ天の川が流れているのがわかると思います。うっすらと煙のように,あるいは薄雲のように見えるはずです。
 七夕のお話に登場する彦星織女星が,それぞれアルタイルとベガになります。
 七夕の星という言葉を聞くと,今日は7月22日だから七夕は過ぎてしまってる,なんて考えてしまいますよね。ところが”本来の七夕”は7月7日ではないんですね。この本来の七夕(旧暦の7月7日)というのは,月の動きを基準にした旧暦に基づいたもので,『旧暦による七夕』とか『伝統的七夕』というように呼ばれたりもします。旧暦は月の満ち欠けにより月日が決まります。今年の伝統的七夕は,来月の8月22日になります。ちょうど一ヶ月先ですね。

 この夏の大三角の中にも見物となる天体が数多くあります。まず,M57(ドーナツ星雲ともいわれます)という惑星状星雲を紹介しましょう。惑星状星雲というのは,大爆発をせずに一生を終えた恒星から放出されたガスが,中心にある星の残骸によって照らされている天体をいいます。

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 このM57は,距離約2600光年。私たちの銀河系(天の川銀河)の中にあります。寿命を迎えている恒星が周囲にガスを放出して,そのガスを中心に残った星が照らして光らせている天体です。ちょうどドーナツのように見える不思議な天体です。
 それから,はくちょう座のくちばしの先っぽにあたる星に注目です。
 この星はアルビレオ とよばれる二重星。二重星とは肉眼で見ると一つの星だったりするものが,望遠鏡で見ると二つの星に見える天体。アルビレオは,たまたま二つの星が同じ方向に接近して見えているだけの見かけの二重星ですが,おもしろいのはその色の対比。3等級の黄色い星と5等級の青い星が並んで見えている天体です。
 アルビレオは,それほど倍率を高くしなくても楽しめる二重星です。

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 3つ目は,ほぼ天頂に見えているヘルクレス座です。ヘルクレス座には1等星も2等星もないので,全体の形は追いにくい星座かもしれません。このような暗目の星で形作られている星座は,月明かりのない夜に見つけるのがベターです。そういう意味で,今夜はヘルクレス座をきちんと見るチャンスといえそうです。

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 上の絵図からわかるように,(南方向に身体を向けて見ると)ヘルクレス座は逆さまです。Hの文字が真ん中でへしゃげたような形?崩れた下向きの矢印?のような7角形型。このように逆さ胴体の部分は特徴的な形となっているので,何とか見つけ出すことができるでしょうか。ただ,4等星より暗い星で構成される両手両足の部分は,肉眼ではわかりにくいと思います。
 ヘルクレス座は全天で5番目の大きさをもつ星座。暗いけど迫力の大きさです。ギリシャ神話に出てくるこの英雄の名は『ヘラクレス』ですが,星座名はラテン読みをされていて『ヘルクレス座』となっています。
 この星座には,北天一美しい球状星団といわれるM13があります。位置はヘラクレスの腰のあたり。大きめの望遠鏡に高倍率をかけて覗くと,星々がブツブツした感じに分離して見えて,星が密集してるイメージが伝わってきます。密集した恒星の数は50万個以上といわれています。
 球状星団は,大口径の望遠鏡で観察することをオススメします。ものすごい数の恒星がツブツブ状に見えてきて,それはそれは見事なものです。

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 ここまで,さそり座,球状星団M4,散開星団M7,夏の大三角,惑星状星雲M57,二重星アルビレオ,ヘルクレス座,球状星団M13と,見栄えのする天体を紹介してきましたが,当夜は,この天体以外にもおもしろく楽しめる天体がたくさんあります。
 例えば,
 球状星団M22・・・いて座にあり,M13に負けない立派な球状星団です。
 惑星状星雲M27・・・地図記号の銀行マークのようなおもしろい形をしています。
 散光星雲M8・・・散開星団と散光星雲がくっついています。
 こと座のダブルダブルスター・・・二重星がダブル!
関心のある方は,ぜひいろいろな天体を導入してもらって,楽しんでみてください。

 ここまで,夏の天体をいくつか紹介しましたが,他にもたくさんの『見ておもしろい天体』がたくさんあります。ここに記しているもの以外の天体についても,博物館の担当者が望遠鏡を使って導入,そして紹介してくれると思います。望遠鏡を覗きながら,それがどんな天体なのかぜひ質問してみてください。星は観察するだけでなく,その天体がどんな天体であるかを知ることによって,より興味深く感じることができるようになるものです。
 また,大きな望遠鏡と小さな望遠鏡とでは見え方が大きく違ったりします。レンズを使った屈折望遠鏡と鏡を使った反射望遠鏡とでも,見え方に違いがある場合があります。倍率の違いによる見え方の違いもあります。同じ天体でも,いろいろな望遠鏡,いろいろな倍率で観察して,見え方の違いを味わってみるのもおもしろいと思います。

<注>
 天体(星雲星団)の名称の頭に付く『M』記号について
 フランスの天文学者シャルル・メシエは,数多くの星雲星団を観測してカタログにまとめました。そのカタログに記された110個の天体には個々にM番号が振られて一覧化され,観測に活用されています。『M』は観測者メシエのM。
※HP中の星野図は,アストロアーツ社製StellaNavigator12で作成しています。
 その他の円形星図,イラストはAdobe Illustratorで作図しています。
 天体画像は,博物館会員が小型の天体望遠鏡で撮影したもので,実際に望遠鏡を覗いたときに見た感じに近いように若干の加工をしてあります。

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