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【募集中】7月18日夜間天体観望会

[イベント] スケジュール:2026/07/18
更新日:2026/06/09

2026年7月18日(土)夜間天体観望会のご案内です。

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【日時】
2026年7月18日(土)
18時50分~:受付
19時20分:オリエンテーション開始
19時30分:天体観望&エアドームプラネタリウム投映開始
*数多くの天体望遠鏡で星空を楽しんだり、プラネタリウム投影を楽しんだりします*
21時00分:終了予定

エアードームプラネタリウム投影について
生解説で当日の星空などを紹介するプラネタリウム投映を行います。
観望会時間中に2回ほど投映し希望者はいずれかの回にてご覧頂けます。
(1回30分×数回投映します)

プラネエアードーム7m

*お食事のご案内*

「観望会前に食事ができるところがありませんか」という問い合わせをいただくことがよくあります。天体望遠鏡博物館と同敷地内の「農家レストラン」で「うどん」「そば」「丼」「フランクフルト」「ぜんざい」をお楽しみ下さい。営業時間:午後4時から7時すぎまで

観望会用メニュ

かけうどん202510唐揚げ丼DSC_4679

天体望遠鏡博物館の観望会の特徴は3つあります。

①大小様々な天体望遠鏡を使って天体を楽しめる。
天文台に設置していた大型望遠鏡、天文マニア垂涎の高性能望遠鏡や昔欲しかった懐かしい天体望遠鏡、初心者に人気のある小型望遠鏡、電子観望用のデジタル天体望遠鏡、星空を見るのに適した双眼鏡まで、各種の天体機材が豊富に揃っています。

②星空がきれい。
天体望遠鏡博物館がある「さぬき市多和地区」は山に囲まれています。市街地の光害の影響が少なく、晴れていれば「天の川」が肉眼で見えます。

③曇ったときでも博物館なので楽しめる。
昼間とは雰囲気が違う「館内ナイトツアー」、夜だからできる「望遠鏡などを使った実験」、「望遠鏡操作体験」天文ボランティアスタッフの楽しいお話などが行えます。

天体観望会の楽しみ方
天体望遠鏡博物館の天体観望会に参加される方の理由はさまざま。
参加者のニーズにできるだけ応えることが出来るように、観望会当日のお昼からボランティアスタッフが各種の望遠鏡を準備したり、役割分担したチーム編成をしています。
オリエンテーションのときに当日の「楽しみ方」をスタッフが説明しますので、お役立て下さい。

・天の川を見たい!いっぱいの星を見たい!
・星座を教えてもらいたい!
・家族で星と望遠鏡を楽しみたい!
・とにかく天体望遠鏡で星を見てみたい!
・量販店などにおいてあるような小型天体望遠鏡を実際に覗いてみたい!
・自分で操作してみたい!
・大型の天体望遠鏡で星を見たい!
・昔欲しかった天体望遠鏡を使ってみたい!
・月のクレーターをスマートホンで写したい(月が出ているとき)
・星をスケッチしてみたい

【参加費】
大人500円
大学高校生400円
中学小学生300円
就学前児童無料、障がい者手帳お持ちの方無料

【募集数・定員】80名

【雨天・曇天時】
雨天・曇天時は別プログラムにて開催致します。

別プログラムの例
・館内ナイトツアー
・望遠鏡を使った実験やお話など

【参加方法】

お申し込み

イベント名*

代表者の方の情報をご入力ください。

お名前(漢字)*
お名前(フリガナ)*
ご住所*
メールアドレス*
電話番号* - -
参加人数* 大人:
高校生・大学生:
小学生・中学生以下:

7月18日の星空案内

☆★今回の天体観望会での観察オススメ天体リスト
月:月齢4の月,クレーター
惑星:金星
星座:おとめ座,うしかい座,こと座,はくちょう座,さそり座,ヘルクレス座
一等星:アークトゥルス,スピカ,アンタレス,ベガ,デネブ,アルタイル
星の並び:夏の大三角
星雲:こと座の惑星状星雲M57
星団:ヘラクレス座の球状星団M13,さそり座の球状星団M4,いて座の散開星団M7,M8
二重星:はくちょう座の二重星アルビレオ,こと座のダブルダブルスター

7月18日(土)開催予定の天体観望会の楽しみ方や,見ておもしろい天体を紹介します。

早いものです。夏至を過ぎてもうひと月が経とうとしています。日が暮れるのも,気がつかないうちにわずかづつながら早くなりつつあります。
当夜,西空低空には三日月に近い細い月と,宵の明星となっている金星が見えています。
ただ,のんびりしていると西側の山に沈んでしまうことになるので,この月と金星を先に観察しておきたいと考えます。

まず月です。月齢が4ということで正確には三日月(月齢2~3)ではありません。まあ見かけはほぼ三日月でしょうけど。その細い月はコントラストが非常に高く見える印象があります。低倍率でも高倍率でも,たいへん見応えのあるイメージになることでしょう。

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大きな望遠鏡の高倍率を使ってクレーターの内部を観察するも良し。小型の望遠鏡で月の全体像を味わうのも良し。いろいろな望遠鏡で,見え味の違いを楽しんでください。
 
そして金星です。
夕暮れの西空に明るく輝く金星を,宵の明星と呼んでいます。明るさは-4等と素晴らしい明るさとなっています。
水星や金星のように地球の内側を公転する惑星を内惑星といいますが,この内惑星は月のように満ち欠けをします。18日夕方の金星は,半月より少し膨らみのある形状に見えているかと思います。

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太陽系にある8つの惑星のうち,金星は一番地球に近い惑星です。白く明るく輝く金星に,『お隣さん』という親近感が湧いきたりはしないでしょうか。月とともに,山の稜線にかかるまでじっくりと観察してみてください。

さて,7月18日は,子どもたちにとっては夏休みに突入直前という頃でしょうか。当館主催の天体観望会には,様々な思いを持たれての参加と思いますが,今の時期,もしかしたら夏休みの課題や自由研究を目的として参加している小中学生の皆さん,またそのご家族の方もおいでるのではと考えます。
そこで,夏休み前の観望会ということで,星,宇宙などから夏休みの自由研究のテーマになりそうなものをいくつか紹介できればと思います。
いやいや,私は大人なので自由研究は関係ないですという方も,十分に楽しめるはずですから安心してください。

テーマ(1)『夏の大三角を見つけよう』
     (2)『天の川を見よう』
     (3)『夏の代表的な星座(例:さそり座)を探そう』
     (4)『夏の星空の一等星を調べてみよう』
     (5)『夏の星座の神話を調べてみよう』
     (6)『月と金星を天体望遠鏡で観察してみよう』
      (7)『夏の星雲星団を天体望遠鏡で観察しよう』

 他にもあるかと思いますが,とりあえず,こんな感じでいかがでしょうか。

テーマ(1)『夏の大三角を見つけよう』
夏の星空といえばこれでしょうか。夏の大三角については,小学校4年生の理科で学習するようです。まずは,夏の大三角について調べてみましょう。
夏の大三角は,こと座のベガ,わし座のアルタイル,はくちょう座のデネブの3つの一等星を結んでできる大きな三角形のことをいいます。ということで,この3つの恒星を探してみましょう。

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上の円形の星空図は,7月18日午後8時頃の夜空全体の様子を示しています。上下左右に記してある方角を下にして見ると,星座早見盤のように扱うことができます。
この星空図の中央が天頂(真上)となります。このままの向きで使ってみると下が南。すなわち,夏の大三角は真南から左(東)よりの空高くに見られるということがわかります。
実際に(観望会にて)探してみてください。明るい3つの恒星が天頂から東側に見つかるはずです。

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正三角形というよりは二等辺三角形に近いでしょうか。上のイラストでは小さな感じですが,見た印象としては,けっこう大きな三角形に感じるかもしれません。

テーマ(2)『天の川を見よう』
七夕の季節になると,天の川ってどこで見られるの?と尋ねられることがあります。
天の川は,空の明るい街中では見ることが難しいのですが,空の暗い場所に行くと普通に見えるものです。ちょうど夏の大三角をテーマにしてみましたが,天の川は,そのベガとアルタイルの間,あるいは,はくちょう座のお腹から頭の方向に見ることができます。見え方は,うっすらと煙のような,淡い雲のようなイメージでしょうか。博物館の駐車場からは,透明度などの空の状況が良いときはうっすらと見ることができます。さて,当夜の空の様子はどうでしょうか。

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天の川の正体は,天の川銀河(銀河系)内の無数の恒星です。その天の川銀河の腕にあたる無数の星々を,天の川銀河の内側(にある太陽系・地球)から見ているのです。

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テーマ(3)『夏の代表的な星座(さそり座)を探そう』
上の円形星図をご覧ください。さそり座は下の方にあるのがわかります。下の方というのは南方向になります。そして,下の方にあるということは,高度が低いということになります。南の方向空低くに,明るく赤っぽく見えるのがアンタレスです。
アンタレスは,サソリの心臓付近にあります。アンタレスが見つかれば,そこからさそりの形を追ってみるといいと思います。

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上のイラストと下の写真を見比べながら,サソリの全体像を追うことができるでしょうか。

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さそり座以外にも,ヘラクレス座などもおもしろい形をしている星座もあります。また,いるか座,や座といった,小さくてかわいい星座も見えています。夏の星空には,見つけがいのある星座がたくさん。星座早見盤や星図を片手に,いろいろな星座を探すのも楽しいものです。

テーマ(4)『夏の星空の一等星を調べてみよう』
それぞれの一等星について調べてみましょう。夏の星空に見える一等星は4つ。見えている恒星はどれも同じような小さな光の点ですが,名前や距離,特徴などを知ることによって,どれも違った星であることに気づいていくと思います。
 また,実際に観察しながら,色の違いや微妙な明るさの違いなども調べることができると良い研究になるのではと考えます。

ベガ:”落ちる鷲”という意味。『こと座の星の並びを,鷲が下方向に滑空する形に見立てた』
七夕の織姫星であり,距離は26光年。12,000年後には北極星になります。

アルタイル:”飛ぶ鷲”という意味。『わし(座)の星の並びを,羽を広げて飛ぶ鷲に見立てた』
七夕の彦星で,距離17光年と,夏の一等星の中では一番のご近所さん。自転が秒速250kmとても速いため,赤道方向に大きく膨らんでいます。
☆★
ベガは織姫星,アルタイルは彦星。七夕はもう過ぎてしまったと思われるかもしれませんが,本来の七夕(伝統的七夕)は旧暦の7月7日を指します。すなわち,2026年の今年でいえば8月19日が旧暦の七夕(来月の明日!)になります。ということで,本来の七夕は終わっていないのです。願いをかけ忘れてしまった人は,まだ間に合いますね。

デネブ:意味は”雌鳥の尾”。『はくちょう(座)の尻尾の部分に位置する』
大きさは太陽のおよそ100倍。明るさも太陽の50,000倍以上。デネブが一日で放射するエネルギーは太陽が140年かけて放射する量と同じ。そんな猛烈な星なのに,夏の一等星の中で一番暗く見えるのは,遠く(距離1,400光年)にあるため。

アンタレス:”火星に対抗するもの(敵)”という意味。『赤い色の星同士のライバル』
大きさは太陽の700倍という超巨星です。太陽からの距離は550光年。かなり高齢。

他にも,アークトゥルスやスピカなど,春の一等星もまだ見えています。一緒に調べてみてはいかがでしょう。

テーマ(5)『夏の星座の神話を調べてみよう』
星座は,何千年もの昔,明るい星々を結んでできる形に名前が付けられて生まれました。その星座と想像の物語が結びついて神話(ギリシャ神話等)が生まれています。
星占いに出てくる星座も多く,その中でも当夜見られるのは,おとめ座,てんびん座,さそり座,いて座。この夜に自分の星座が見られる人は,神話も含めてぜひ調べてみてください。
ここでは,星占いには出てきませんが,天頂付近に良く見えていること座の神話を紹介しておきましょう。

 昔々,オルフェウスという竪琴の名手がいました。彼にはエウリデュケという妻がいたのですが,ある日,毒蛇にかまれて死んでしまいます。最愛の妻を失い深く悲しんだオルフェウスは,妻を生き返らせてもらうために,あの世の国(冥界)の王であるプルート(ハーデス)の元へ出向きます。
 冥界の入口では,ケルベロスという猛犬が見張っています。生きた人間を通さないように訓練されているのです。困ったオルフェウスは,どうしても通りたいという思いを込めて琴を弾きます。すると,牙をむきながら吠えていたケルベロスが,まるで借りてきた猫のようにおとなしくなってしまったのです。
 そう,オルフェルスが弾く琴の音を聞くと,森の中の猛獣たちは目を閉じておとなしくなり,川はせせらぎの音を出すのを止めて静かに聞き惚れ,堅い岩もゴムのように柔らかくなると言われるほど。
 その美しい琴の音色に,さすがの猛犬ケルベロスも普通の犬になってしまったのです。
 やがて,冥界の王であるプルートの前に立ちます。そして,琴を弾きながら『妻を返してほしい』とエウリデュケに対する思いを切々と話しました。けれども,プルートは死者を生き返らせることには承諾しません。しかし,プルートの妃となっていたペルセポネーが涙ながらに説得したため,プルートは仕方なく,エウリデュケを連れ帰ることを許可します。ただ,そのときプルートは,『地上に出るまでは,決して後ろを振り向いてはいけない』と,オルフェウスに伝えます。
 オルフェウスは喜びいっぱいに,再び険しい道のりを地上に向かって歩き出します。やがて,洞窟の口から光が見え,地上の香りが漂い始めたとき,オルフェウスはうれしさと妻への懐かしさに我慢できずに,後ろにいる妻の方を振り返ってしまったのです。その瞬間,エウリデュケは吸い込まれるように,洞窟の奥の方へと吸い込まれてしまいました。オルフェルスは引き返して,『もう一度だけ・・』と訴えましたが,その願いが通じることはありませんでした。
 その後,悲しみのあまりオルフェウスは野山をあてどもなくさまよいます。そして酒に酔った人たちからの余興に琴を弾けとの命令を無視したため,石をぶつけられて絶命。愛用の琴も川に投げ捨てられました。
 それを大神ゼウスが見つけ,哀れに思って夜空に上げたのがこと座だということです。

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こと座の他にも,ヘラクレス座の神話なども迫力満点なストーリーを楽しめるのではと思います。関心があればいろいろと図書室等で調べてみてください。
 オススメしたいのは,神話を調べてみた後に,実際にその星座を観察してみること。神話が生まれた頃(時代)に思いをはせることもできて,きっと,今までとは違った印象で,その星座は見えてくるはずですから。

テーマ(6)『夏の星雲星団を天体望遠鏡で観察しよう』
それではお待ちかね,天体望遠鏡博物館にある天体望遠鏡で見ていきましょう。 当夜,観察できる天体をいくつか紹介しましょう。

☆さそり座の球状星団M4
アンタレスのすぐそばにM4という球状星団があります。球状星団というのは,星が数万~数十万個集まってボール状に見えている天体。どうしてこのような天体が生まれたのか詳しくは解明されていませんが,どの星も高齢なため,銀河が生まれた頃と同時に誕生した可能性があるのではといわれています。
M4は,それほど目立つ天体ではありませんが,アンタレスのすぐ近くにあるため見つけやすい天体です。光度も6等と,球状星団としてはまずまずの明るさで,双眼鏡でも簡単に見つけることができます。

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☆いて座の散開星団M7
さそり座から東隣のいて座にかけては,たくさんの星雲や星団があります。ここではM7という散開星団を紹介しておきましょう。散開星団というのは,数十から数百の恒星が不規則に集まって見えている天体をいいます。
M7はさそり座のしっぽのところにある,双眼鏡でもよく見える天体です。倍率は低めの方が星々が散らばりすぎず,星団の全体像が見渡せることもあり,見た印象は良い感じがします。小型の望遠鏡&低倍率での観察がオススメです。

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☆こと座の惑星状星雲M57
夏の大三角の中にも見物となる天体が数多くあります。その中から,M57(ドーナツ星雲ともいわれます)という惑星状星雲を紹介しましょう。惑星状星雲というのは,大爆発をせずに一生を終えた恒星から放出されたガスが,中心に残る星の残骸によって照らされている光っている天体をいいます。
M57は,距離約2600光年。私たちの銀河系(天の川銀河)の中にあります。寿命を迎えている恒星が周囲にガスを放出して,そのガスを中心に残った星が照らして光らせている天体です。望遠鏡で見ると,とても淡いですが,形はドーナツのように見える不思議な天体です。

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☆はくちょう座の二重星アルビレオ
はくちょう座のくちばしの先っぽにアルビレオという二重星があります。アルビレオというのは『めんどりのくちばし』という意味。アルビレオは,はくちょう(座)の口ばしにあたります。
二重星とは肉眼で見ると一つの星だったりするものが,望遠鏡で見ると二つの星に見える天体をいいます。アルビレオは,たまたま二つの星が同じ方向に接近して見えているだけの見かけの二重星ですが,おもしろいのはその色の組合せです。3等級の黄色い星と5等級の青い星が並んで見えている天体です。
アルビレオは,それほど倍率を高くしなくても楽しめる二重星です。

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アルビレオは,宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』の中で,ジョバンニとカムパネルラが乗る列車が到着する停車駅として描かれていることでも有名です。

☆ヘラクレス座の球状星団M13
 ほぼ天頂に見えているヘルクレス座にある球状星団です。さそり座の球状星団M4に比べても,かなり大きく,北天一美しい球状星団だと言われています。
 位置はヘラクレスの腰のあたり。大きめの望遠鏡に高倍率をかけて覗くと,星々がブツブツした感じに分離して見えて,星が密集してるイメージが伝わってきます。密集した恒星の数は50万個以上といわれています。
 球状星団は,大口径の望遠鏡で観察することをオススメします。ものすごい数の恒星がツブツブ状に見えてきて,それはそれは見事なものです。

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当夜は,これらの天体以外にも楽しめる星雲星団がいくつかあります。
例えば,
いて座の球状星団M22・・・M13に負けない立派な球状星団です。
こぎつね座の惑星状星雲M27・・・地図記号の銀行マークのような形に見えてきます。
いて座の散光星雲M8・・・散開星団と散光星雲がくっついています。
こと座のダブルダブルスター・・・二重星がダブル!
関心のある方は,いろいろな天体を導入してもらって,じっくりと観察してみてください。
また,同じ天体でも大きな望遠鏡と小さな望遠鏡とでは,見え方がかなり違ったりします。レンズを使った屈折望遠鏡と鏡を使った反射望遠鏡とでも,見え方に違いがある場合があります。倍率の違いによる見え方の違いもあります。そんな見え方の違いに目を向けてみるのもオススメです。

今回は自由研究のテーマ的に,星空をいくつかの視点から紹介してみましたが,興味をそそられるものはあったでしょうか。今回紹介したテーマ以外にも,一つ一つの天体をより詳しく掘り下げて調べてみる,あるいは観察した天体をスケッチをしてみる,天体ではなく天体望遠鏡の仕組みを調べてみる等,自分なりのテーマを準備して観望会に臨むのもおもしろいのではと考えます。
 それでは,観望会でお会いできるのを楽しみにしています。

※HP中の円形星図,説明図はAdobe Illustratorで作成しています。
 天体画像(一部はイラスト)は,博物館会員が小型の天体望遠鏡で撮影したもので,実際に望遠鏡を覗いたときに見た感じに近いように若干の加工をしてあります。

<注>
天体(星雲星団)の名称の頭に付く『M』記号について
フランスの天文学者シャルル・メシエは,数多くの星雲星団を観測してカタログにまとめました。そのカタログに記された110個の天体には個々にM番号が振られて一覧化され,観測に活用されています。『M』は観測者メシエのM。

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