香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[天文現象] スケジュール:2025/07/07
更新日:2025/07/03
7月7日、七夕の夜は「織り姫星」と「彦星」が天の川を渡って会うことのできる特別な日です。
例年だと7月7日はまだ梅雨空で星空を見られないことが多いのですが、今年は眺められそうです。
彦星おめでとう。
これだけでも珍しいのですが2025年の七夕はさらに、国際宇宙ステーション(ISS)が日本上空を縦断する見込みです。
地域によって時間は少し違いますが、7月7日(月)夜9時13分頃から数分間、国際宇宙ステーションを沖縄から北海道の各地で地上から肉眼で見られそうです。
*ただし、スペースデブリなどどの衝突回避による軌道変更があった場合はごめんなさい*
*上図はKIBO宇宙放送局の「#きぼうを見よう」のサイトからの引用です*
天体望遠鏡博物館のある香川県での見え方を紹介します。
香川県の場合、21時16分頃に西南西の方角の低空から、光る物体が現れてきます。だんだんと明るくなりながら19分頃に北西の空高くに移動していきます。最大仰角に達するころが、あなたと国際宇宙ステーションの距離が一番短くなった時です。それでも543㎞上の宇宙空間ですが。今度は北東の低空に向かって国際宇宙ステーションが下がっていくように見えます。22分ころには見えなくなります。数分間の出来事ですが、「宇宙空間を高速移動していく有人宇宙船」を見るのは感動します。飛行機とは違う見え方に気づくと思います。明るい星がスーと動いていくようなイメージです。
予報は天体望遠鏡博物館ホームページのお知らせにも掲載していきますが、最新情報は「きぼうを見よう」のサイトで確認して下さい。お住まいの地域からの見え方もシュミレーションできます。
天体望遠鏡博物館のスタッフが撮影した国際宇宙ステーションの各地の上空通過写真を紹介します。
2021年2月6日関西上空を北西から南東方向に国際宇宙ステーションが通過しましたがその様子を天体望遠鏡博物館スタッフが撮影しました。
撮影日時:2021年2月6日18時28分~35分
撮影場所:香川県さぬき市志度 大串自然公園
撮影機材:カメラOlympus Pen E-PL8 + レンズLAOWA 4mm Fisheye
撮影データ:ISO1600, F2.8, 5秒 x 61枚 比較明合成
撮影者:天体望遠鏡博物館会員I氏
撮影者コメント:今回は北西から南東へ広い範囲で見ることができる予報でしたので、見晴らしの良い大串自然公園(さぬき市志度)で魚眼レンズで撮影してみました。ねらい通りの写真が撮れました。
撮影日時:2021年2月6日 左18時28分~32分 右18時32分~36分
撮影場所:香川県高松市国分寺町
撮影機材:カメラNikon D810A レンズTAMRON SP15-30㎜F2.8→15㎜F8
撮影データ:ISO400 左5秒×41枚 右5秒×37枚 比較明合成
撮影者:天体望遠鏡博物館会員H氏
撮影者コメント:北西の空に現れてからほぼ天頂を通過し、南東の低いところで光が当たらなくなるところまで、全行程を首尾よく撮影できました
撮影日時:2021年2月6日 18時33分
撮影場所:滋賀県東近江市垣見町
撮影機材:カメラNikon COOLPIXP1000
撮影データ:ISO200 絞りf8 1/640秒
35mm判換算で3000mm相当で撮影してトリミング
撮影者:天体望遠鏡博物館ボランティアK氏
撮影者コメント:今回は絶好のコンディションで国際宇宙ステーションを捉える事ができました。
ほぼ真上を通過し、最短距離が430kmとかなり近い状態でした。真上を向いて手持ちで撮影するのは非常に不安定でしたが、うまく写ってくれました。
撮影日時:2021年2月6日 18時35分
撮影場所:香川県高松市
撮影機材:カメラNikonD500 レンズ16㎜絞り6.3(フルサイズ換算24㎜)
撮影データ:ISO800 170秒
撮影者:天体望遠鏡博物館会員N氏
撮影者コメント:予報を得てから撮影設定する間もなかったため、とにかく「写す」ことを優先しました
2021年1月19日18時5分~10分にかけて国際宇宙ステーションが日本列島を南から北へ縦断し、ほぼ日本全国で見ることが出来ると予報がされていました。天体望遠鏡博物館のスタッフからの報告を紹介します。
撮影日時:2021年1月19日18時10分
撮影場所:香川県高松市
撮影機材:カメラNikon D810A レンズTAMRON SP15-30㎜F2.8→15㎜F8
撮影データ:ISO1600 5秒×4枚 比較明合成
撮影者:天体望遠鏡博物館会員H氏
撮影者コメント:ISSが月をかすめる様子を撮影したかったのですが、雲に阻まれました。残念(>_<)
撮影日時:2021年1月19日18時08分
撮影場所:広島県呉市安浦町
撮影機材:カメラNikon D7000 レンズSIGMA17㎜-70㎜(フルサイズ換算25㎜)
撮影データ:ISO400 8秒 シャッタースピード優先プログラムオート(絞り3)
撮影者:天体望遠鏡博物館会員U氏
撮影者コメント:海沿いのドライブインでカキフライを食べていて、ISSの通過時刻が近づいていることに気づき、急いで三脚を取り出し撮影しました。長秒時ノイズ低減機能をオンにしていたため、カメラ内処理時間がかかり連続撮影ができず結果的に1枚撮りになりました。このあと、ISSは火星と重なって通過していきましたが普通の人工衛星とは明らかに違う輝きでゆっくりと空を横切っていく様子を堪能できました。海上に浮かんでいるのはカキの養殖筏です。
撮影日時:2021年1月21日18時9分~12分17秒
撮影場所:滋賀県長浜市
撮影機材:カメラNikon COOLPIX P1000 焦点距離:539mm(35mm判換算3000mm相当)
撮影者:天体望遠鏡博物館会員K氏
撮影者コメント:天候に恵まれず、ようやく本日(21日)撮影出来ました。3分弱の間の姿勢の変化を連続写真にしてみました。気合いの3000mm相当手持ち撮影です。
国際宇宙ステーション(ISS)が2020年8月7日19時49分ころから数分間、九州南部で好条件で見えることが予報されていました。
鹿児島在住の天体望遠鏡博物館ボランティアI氏は錦江湾と国際宇宙ステーションの軌道を同一画面に捉えることを狙って撮影に臨みました。
撮影日時:2020年8月7日19時49分~
撮影地:鹿児島件霧島市下井浜海岸
撮影機材:カメラ・SONY NEX6 魚眼レンズ F5.6 露出3秒 感度設定ISO1600
画像処理:29枚比較明合成
当日は晴れてはいましたが煙霧がひどく桜島がほぼ見えませんでした。国際宇宙ステーションは画面左(北西)から右下(南東)に進みました。
撮影者:天体望遠鏡博物館 ボランティア I氏
撮影者のI氏から国際宇宙ステーションの軌道がよくわかるように撮影画像を処理した動画が届きました。4秒間の動画ですが実際の撮影時間は4分ほどあります。
撮影者コメント:遠く離れた小笠原諸島西ノ島の噴煙が太平洋高気圧に押されて九州南部まで流れてきた影響か、煙霧が発生し非常に視界悪く写るか心配でした。予報されていた方位にカメラセットし時刻に合わせ撮影スタート。肉眼では途中で見失うほどでした。煙霧が無ければ天の川とコラボできるのではと期待したのですが残念!
2019年11月23日の国際宇宙ステーション撮影・目視報告です。順次掲載していきます。
撮影日時:2019年11月23日
撮影地:香川県高松市
撮影機材:ニコンD500固定撮影 ASA400 絞りF8 ズームレンズの16mm使用
撮影者:天体望遠鏡博物館会員 N
撮影者コメント:こと座のベガの下を通過しました。我が家(高松市)からは、北西方向は坂出市になりますので 基本的に夜空が明るい方向になり、露出時間が難しい撮影になります。画角が狭いので、画面に入る直前から出た直後ぐらいまで約140秒ほどの撮影をしていますが、写っている時間は、もう少し短いと思われます。
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撮影日時:2019年11月23日
撮影地:香川県坂出市
撮影機材:EOSkissX5天体改造 35mm F2.8 20枚 ISO400
撮影者:天体望遠鏡博物館ボランティア T
撮影者コメント:坂出から瀬戸大橋背景です。準備中にISSが出現し、慌ててシャッター速度 1/3 で手押ししました。
西から北西方面、左下に写っている木星と金星の付近から、こと座付近を通過し撮影範囲外へ、中央上部に夏の大三角が写っています。2.5秒×48枚を比較明合成
後半:天頂付近から北東方面、急ぎ振り返って撮影を続けたところ北極星の少し上方を通過し、カペラ(右下)の近くで消えました。2.5秒×49枚を比較明合成
撮影日時:2019年11月23日 17時56分~
撮影地:香川県三豊市詫間町 紫雲出山展望台
撮影機材:Olympus E-PL8, LAOWA 7.5mm f2, ISO-1000
撮影者:天体望遠鏡博物館会員 I
撮影者コメント:結構長い時間見えていました。興奮しました。屋根がある展望台で撮影してしまったのは失敗でした。ロケハン不足でした。
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2019年11月21日は観測可能な地域が広く、北海道~鹿児島まで全国の天体望遠鏡博物館のスタッフから多くの撮影報告・目視情報が寄せられました。
撮影日時:2019年11月21日
撮影地:北海道札幌市
撮影機材:35mm(aps-c) ISO 800 f/1.4->3.5 シャッタースピード5秒 インターバル1秒
撮影者:天体望遠鏡博物館ボランティア F
撮影者コメント:札幌は、雲が多くドキドキしていましたが、なんとか、雲をよけるようにISSが通過してくれたので楽しく観察することができました。窓からの撮影で前景が貧弱でお恥ずかしいです。札幌は、低空で、軌跡も短い予想だったので35mm(aps-c)標準レンズで撮影しました。軌跡の欠落は雲の通過によるものです。
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撮影者コメント:21日は池越しのロケーションにしました。15mmフルサイズでも1枚の画角に収まらないので、3枚モザイク合成です。広角レンズでISSの軌跡に合わせて合成したので、地上の景色のつなぎが破綻しています。大目に見てくださいませ(^^♪。
2019年11月20日(水)は中国・四国地方で見やすくなっていました。天体望遠鏡博物館のスタッフが撮影に成功しましたので紹介します。
撮影日時:2019年11月20日 18時40分ころ~42分
撮影地:香川県東かがわ市
撮影機材:Olympus E-PL8, LAOWA 7.5mm f2 ISO-1600, 10秒×3枚 比較明合成
撮影者:天体望遠鏡博物館会員 I
撮影者コメント:東かがわ市は曇っていたのですが,少しだけ写りました。
*補足説明:国際宇宙ステーションは画面下から上方に向かって進んでいます。方角はほぼ南西です。画面中央の雲間の国際宇宙ステーションの軌跡の右側には「いるか座」が写っています。画面右上は「はくちょう座」です。画面中央下は「いて座」方向で明るく輝いているのは土星です。
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撮影日時:2019年11月20日 18時42分ころ~45分
撮影地:香川県高松市
撮影機材:NIKON D810A TAMRON SP15-30mm f2.8 ⇒ 27mmにて開放
ISO1250 露出5秒×38枚 比較明合成
撮影者:天体望遠鏡博物館会員 H
撮影者コメント:軌跡が破線になっているのは、5秒露出の間にカメラが処理する時間はシャッターが閉じることによるものです。実際は発光し続けていますので、シャッターをバルブでずっと開けて撮影していたら連続線になります。ひとつの線の長さは5秒間なので、見かけの速度が計算できますね。予報では仰角40度くらいで消えるようになっていましたが、実際はさらに高くまで光っていて画角からはみ出してしまいました。双眼鏡で見ていた感じでは少なくとも70度を超えていました。
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撮影日時:2019年11月20日 18時40分ころ~42分
撮影地:香川県 宇多津町
撮影者:天体望遠鏡博物館会員 I.R
撮影者コメント:宇多津町も雲が多く出だしはあまり見えませんでしたが途中から確認できました。以外と早い速度でした。仰角50度くらいでフレーミングしていましたが(予報よりも長く見えており途中で)切れてしまいました。(仰角)70度くらいあったかも。画面下には宇多津のゴールドタワーが見えています。
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撮影日時:2019年11月20日 18時41分ころ
撮影地:鹿児島県霧島市福山町
撮影者:天体望遠鏡博物館ボランティア I.T
目視報告も寄せられています。
報告者:天体望遠鏡博物館会員 N
観測地:香川県坂出市
コメント:仕事からの帰宅途中、坂出市の商店街にて目視できました。雲が多かったため目視できたのはわずか5秒ほどでした。
報告者:天体望遠鏡博物館会員 U
観測地:岡山県岡山市中区
コメント:仕事中でしたが窓を開けて南西方向を見ていると、低空のかすみの中で鈍く輝く土星のすぐ近くから、予報通り18時42分ころに国際宇宙ステーションが見え始めました。2等星程度の明るさから高度が上がるにつれ1等星以上の明るさまで増光し、高度40度を超えてもまだ輝き60度付近にて急速に減光していく様子が見られました。
報告者:天体望遠鏡博物館会員 S
観測地:香川県高松市
コメント:職場(高松市)の駐車場から見ました。見え方は岡山のUさんと同じような感じです。