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今年は好条件、ふたご座流星群

[天文現象] スケジュール:2020/12/13
更新日:2020/11/27

今年は好条件、ふたご座流星群、(12月14日10時頃に極大■日付ご注意、観察チャンスは12/13日夜半前からと12/14日夜半前から)

topics011-m国立天文台ほしぞら情報(2020年12月)ふたご座流星群が極大(2020年12月)より転載

ふたご座流星群は毎年12月15日頃を中心に見ることができる流星群です。昨年は満月直後の明るい月あかりのため、さほど多くの流れ星を観察することができませんでした。今年はちょうど新月直前、直後に流星群のピークを迎えるため、晴れていればたくさんの流れ星が観察できるかもしれません。

市街地の明るい空でも運がよければ一時間に2-3個の明るい流れ星を観察することができるかもしれません。もし、天の川が見ることができるような暗い空に出かけることができれば、一時間に数十個もの多くの流れ星を見ることができるかもしれません。

流星群の極大と呼ばれる流れ星がたくさん見られるピークの時間は、今年は12月14日午前10時頃のため、そのピークを観察することはできませんが、前後一日程度は多くの流れ星を見ることができます。お勧めは12月13日の夜半前から明け方にかけてと、翌日12月14日の夜半前から明け方にかけです。夜8時を過ぎてから流れ星が流れ始めて10時を過ぎるころから多くなり、明け方まで続きます。

流れ星は、放射点といわれる場所から放射状に出現します。この放射点がふたご座にあることから、ふたご座流星群と呼ばれています。

ただ、流れ星は放射点近くに多く流れるわけではなく、全天360度ほぼ同じ確率で出現します。また、放射点に遠いものほど、長い軌跡の流れ星になることが多いので、必ずしも放射点を観察する必要はありません。空が開けていて、街灯などの明るい光が視界に入らないところを、ゆったり気長に眺めていると良いでしょう。

レジャーシートやキャプ用の椅子を使って観察すると楽な姿勢で観察できて、視線も動きにくいため、流れ星を見逃すことが少なくなるかもしれません。ただ、とても寒い時期なので、防寒対策は万全にしてください。どんなに美しい星空も寒さを感じてしまうと台無しになります。どうせ、暗くて誰にも見えませんので、なりふり構わず、温かくするのがコツです。

また、道路や駐車場での観察は、車の運転手さんから見えませんので危険です。必ず、自宅のお庭や公園などの安全な場所でマナーを守って楽しく観察するようにしてください。

ふたご座流星群の日の星空、楽しみ方は色々です。多くの人が同じ星空を見上げ、たくさんの流れ星が見られますよう。

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観察条件に恵まれた2018年12月のふたご座流星群 (北海道日高町で撮影)


文中の図表は国立天文台ほしぞら情報(2020年12月)ふたご座流星群が極大(2020年12月)より転載しました。 (文章・写真 担当: fuji-san )

 

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