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月面LOVEとXの撮影報告

[お知らせ] スケジュール:2019/12/07
更新日:2019/12/08

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月面にはクレーター、山脈、谷、海と呼ばれる平地など多様な地形を見ることができます。また三日月、上弦の月、満月、下弦の月など太陽からの光の当たり方で肉眼で簡単にわかるほど見える形が変化します。

天体望遠鏡で月面を見ると大きなクレーターはもちろん、小さなクレーターもたくさん見ることができます。また山脈、谷などの地形も見えますが、注意深く見るとそれらの影も見られることに気付きます。
半月の「上弦の月」の頃。太陽光の当たる角度などの影響で、アルファベットのL O V Eに見えるような地形があることを、2018年に愛媛県の天文愛好家、竹尾昌さんが見つけ写真撮影し「月面LOVE」と名付けて天文仲間だけでなく一般向けにも公表しました。

毎月、上弦の月は見られますが、年に数回、月面LOVEが見られる上弦の月があります。そのうちのひとつが、2019年12月4日でした。LOVEの4文字は月面の明るい部分と影の部分の境界付近上に現れます。

今回、天体望遠鏡博物館の会員I氏が撮影に成功しました。下の写真は上の上弦の月の写真を拡大し、LOVEの場所がわかりやすいように文字挿入した写真です。上の写真と見比べるとどの位置なのかわかると思います。上の写真だと写真中央あたりにVが見えています。

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ほぼ中央に「V」、下部に「L」と裏返しの「E」が見え、「O」はクレーターの一つです。

*月面X(エックス)も見えています。(「O」の左側、太陽光の欠け際の辺りに見えています)

撮影 2019年12月4日 20:14
場所 高松市内
機材 鏡筒:口径200mm F5 ニュートン 架台:SXD2赤道儀セルフガイド
    カメラ:EOSM6 ISO200 1/160
撮影者:天体望遠鏡博物館会員I

 

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