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月面X 夕刻の空、月面にXの文字を探せ

[天文現象] スケジュール:2019/12/04
更新日:2019/11/30

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望遠鏡で見た月面Xのイメージ(CG)
上弦の月(半月)の日、月の微妙な傾きや太陽の方向などの条件がそろうと、クレーターの凹凸の光と影により、月面にXの文字が浮かびあがります。観察チャンスはわずか一時間少々。いよいよ12/4日17時過ぎから月面Xの観察チャンスになります。

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12/4日 17:00ごろ 香川県の星空 (月の形がわかるように拡大表示しています)

夕刻前のまだ明るい時間ですが、晴れていれば望遠鏡を使うと月面にXの文字を探すことができるはずです。時間が過ぎるに従って、空は暗くなりますので、よりはっきりとXの文字が浮かび上がり、それが、次第に消えていく様子を観察するのもよいかもしれません。
今回は月面にXの文字がはっきり見えますが、最近はその他、L・O・V・Eなどの文字も発見されているようです。今回はその文字が見える条件ではありませんので、それらは、またの機会にご案内したいと思います。
今回は、まだ太陽が西の空にあるうちに観察を始めることになります。望遠鏡や双眼鏡で太陽を絶対見ないように、厳重に注意をしてください。特にお子様の観察は、子どもだけでの観察は行わず、必ず、望遠鏡の操作に慣れた大人の方の指導のもと行うようにするなど細心の注意が必要です。望遠鏡や双眼鏡の視野に一瞬でも太陽の光が入ると、失明するなどの大事故になることがあります。くれぐれも安全に配慮しながら楽しく観察するようにしてください。
なお、月面Xは望遠鏡での観察をお勧めします。高倍率の双眼鏡やバードウォッチング用のフィールドスコープでも観察はできますが、三脚などに固定する必要があります。また、高倍率ズーム付きのカメラを使うと、上手に撮影できることもありますのでぜひ、お手元その機能のあるカメラをお持ちの方は、撮影にも挑戦してみてください。

文中の図表はプラネタリム表示用フリーソフトStellarium 0.19.1を使用しました。 (文章と図表作成 担当: fuji  )

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