お知らせ

夕刻の空で金星と木星がバトンタッチ

香川県の星空　２０１９年１１月１５日　１７時ころ

■夕刻の空、西の空の低空に金星が見え始めています。晴れた日の夕刻、一足早く金星を探すことは楽しいかもしれません。以前８月には、金星が見えない時期になったことをお知らせしていますが、その理由が少しわかると観察するのが楽しくなります。ぜひ、一読されてみてください。

http://www.telescope-museum.com/post-8167/　2019年8月お知らせ「金星が見えない時期になりました」

さて、この金星ですが、夕刻の空で日に日に木星に近づいていきます。
11/24日ごろには最接近して、以後、離れていきます。木星は今シーズン圧倒的な明るさの一番星として大活躍してきましたが、そろそろその役目を終え、まさに、一番星の座を金星にバトンタッチをするように動いていきます。

香川県の星空　２０１９年１１月２９日　１７時すぎ

１１月２９日は細い月も加わり、月木金土の主役クラスの天体が共演して、華やかな夕刻の空になること間違いありません。
スマホやコンパクトカメラで天体写真に挑戦してみましょう。月や金星、木星などの明るい天体はスマホやコンパクトカメラでも簡単に撮影できます。夕刻の美しい景色を前景に入れて、気軽に天体写真を撮影して楽しんでみてください。

（上写真）2016年12月に撮影した金星　撮影地：北海道

（上写真）2017年2月に撮影した金星　撮影地：北海道

文中の図表はプラネタリム表示用フリーソフトStellarium 0.19.1を使用しました。 (文章と図表・写真 担当:fuji 　)