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6月9日夜間天体観望会

[イベント] 更新日:2018/05/27

「春から夏への星座と惑星を楽しもう」をテーマにして天体観望会を開催します。

【日時】2018年6月9日19時30分~21時30分 (受付19時~)
【内容】19時30分からオリエンテーション後、20時前後から天候に合わせて天体観望を行います
【予定機材】:大型望遠鏡数台、中型望遠鏡10台程度、大型双眼鏡数台、小型双眼鏡40台程度
【参加費】大人300円、大学高校生200円、中学小学生100円、就学前児童無料、障がい者手帳お持ちの方無料

【参加申込】予約申し込み終了いたしました(6月8日22時50分)

【オリエンテーションの内容】
・今夜の星空のシュミレーション(教室内)
・本日の天体望遠鏡の味わい方(教室内)
・天体望遠鏡の見方・使い方説明(教室内)
・双眼鏡の使い方説明(教室内)
・夜間天体観望会での事故防止注意事項説明(教室内)
・双眼鏡・天体望遠鏡の操作練習(校庭)

【予定している対象天体】
日没は19時17分ころですが、山に囲まれた多和では18時すぎに太陽が山影に隠されるでしょう。晴れていれば、西の空低くには金星が-4等級のキラキラと輝いて見えます。天体望遠鏡で見ると半月状に見えるはずですが、おそらく地球の大気の揺らぎにより、湯気を通して覗き見ているようにゆらゆらと揺らいで見えるでしょう。

金星

南の空には-2等級の明るさで輝いている木星が見えます。

木星_01

星が見え始めるのは20時20分すぎからです。オレンジ色に輝くうしかい座の一等星アルクトゥ-ルスが見えはじめ春の星座が次々と見えてきます。
おおぐま座の北斗七星~うしかい座のアルクトゥ-ルス~おとめ座のスピカへと続く春の大曲線を辿ります。春の大三角形もいっしょに見ましょう。(しし座のデネボラ、うしかい座のアルクトゥ-ルス、おとめ座のスピカ)

春の大三角形_01

うしかい座のちかくにある目立たない星座 りょうけん座には50万個の星が集まった球状星団M3があります。大きな望遠鏡で見てみましょう。

M3-001

またうしかい座には数多くの二重星があります。ε星は別名プルケリマと呼ばれる美しい二重星です。

プルケリマ

主星は2.5等星(オレンジぽい白)伴星は4.9等星(青色)と光度差がある上、離角はわずか2.8秒ですので、高性能の望遠鏡で高倍率で見てみましょう。

南の空低くにさそり座が見えています。しっぽの部分は山に隠されていますが、赤く輝く一等星アンタレスがすぐにわかるでしょう。さそり座全体を眺めたあとは、まず、アンタレスをみましょう。望遠鏡で見るとさそり座の心臓と呼ばれるだけあって赤いことがよりはっきりとわかるでしょう。

さそりと木星

次にアンタレスの右上にある球状星団M4をみてみましょう。りょうけん座のM3と比べるとずっと小さく暗く見えます。

さそり座の頭、右目の部分にβ星があります。β星は二重星です。離角が13秒ありますから小型の望遠鏡でも分離できます。

目立たない星座ですが、月明かりがない夜なら意外と簡単に「からす座」を見ることができます。木星とおとめ座のスピカを目印にして探してみましょう。

からす座

東の空にはヘルクレス座があります。ヘルクレス座全体を辿ったあとは、球状星団M13を見ましょう。これは見応えのある大きな球状星団です。りょうけん座のM3、さそり座のM4と見比べて下さい。

ヘルクレス

M13-0001

晴れるといいですね。

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