運営組織概要

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ご挨拶

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私が天体望遠鏡にのめり込むことになったきっかけは、中学生時代に行った京都大学花山天文台の見学でした(1962年ごろ)。口径30センチの大型屈折望遠鏡で見た土星や月に魅せられ、ほどなくして「大型望遠鏡さえあれば何もいらない」とまで思い詰めるようになりました。

その後、東京に就職し、1989年には八ヶ岳に個人天文台を作りました。天体望遠鏡博物館構想は、その後2001年に東京から四国に移り住んだところから始まります。私は、香川県にも天体観測所を作りたいと思い活動を開始しました。

当初は自身の天体観測所に置くことを念頭に機材を集めていたのですが、その過程で多くの公共天文台が少子高齢化や市町村合併で閉鎖される運命にあることを知りました。こうした天文台にある天体望遠鏡は何トンもある立派なものが多いだけに個人では引き取り手がなく、ほとんどは建物とともに廃棄される運命にあるのです。歴史的にみても保存されてしかるべき文化的価値の高いものが多くとても残念なことです。

そこで、単なる天体観測所を作るかわりに、天体望遠鏡博物館を作り、行き場のない天体望遠鏡を引取ることにし、2007年頃から「天体望遠鏡を文化遺産として残す会」の名称で活動してきました。おかげさまで多くの天文台関係者や地方公共団体の方、それにボランティアの方のご協力で、これまで多くの望遠鏡が集まり、2010年10月に社団法人「天体望遠鏡博物館」が発足しました。

問題は博物館の場所です。活動の当初から天体望遠鏡博物館の候補地を求めて、四国中をそれこそ八十八か所のお遍路のように回りました。そしてついに出会ったのが、さぬき市の旧多和小学校跡地です。旧多和小学校のある多和地区は八十八か所の最後に位置する結願寺、大窪寺の近くにあります。まさにお遍路の末に行き着いた感があります。

おりしも多和地区では、地元の方が「結願の里 多和の会」を組織し、過疎地の活性化に取り組もうとされている矢先でした。このたび、どぶろく特区にも指定され、これから地元産品の販売などが始まります。天体望遠鏡博物館に対しても温かいご理解と力強いご支援をいただいており、これから、お互い旧多和小学校を本拠地として、手を携えて活動してまいります。

また、この計画が2013年1月に公表されて以来、全国から天体望遠鏡の寄贈のお申し出が相次いでいます。本当にありがとうございます。

天体望遠鏡がリユースなら、小学校の校舎もリユースです。「結願の里 多和の会」でもいわゆる「箱もの」による地域活性化ではなく、リユースと地元の努力による活性化を目指されています。こうした取り組みが成功すれば、過疎地の新しいかたちの活性化策として、全国のモデルになると自負しています。

このような、さぬき市そして多和地区の皆さんの全面的なご協力のもとに(社)天体望遠鏡博物館は、2016年3月に部分オープン、そしてその翌年に全面オープンする予定です。

(社)天体望遠鏡博物館では、できるだけ多くの望遠鏡を使えるかたちで保管展示し、観望会等で活用いたします。もちろん,観望会の際には、参加されたお一人お一人が望遠鏡による天体の観察を楽しめるよう、当博物館の経験豊かなボランティアスタッフが十分に支援致します。

また、できるだけ多くの小型望遠鏡も揃え、これらを利用した出張授業も計画しています。大型望遠鏡だけではなく、小型の天体望遠鏡も含めできるだけ多くのご寄贈をお待ちしています。

また、こうした志を達成するためには、ただ望遠鏡を集めるだけではなく、これらを使える状態まで修復し、設置する必要があります。これらの作業はこれからが本番を迎え、多くの労力と資金が必要です。こうした修復費用につきましても、どんな小額でも結構ですので、ご協力をお願いいたします。

(社)天体望遠鏡博物館 代表理事 村山昇作

 

活動内容 

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天体望遠鏡博物館

開館日

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