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6月7日 プレセペ星団と月が接近して見えます

[天文現象] 更新日:2019/06/05

2019年6月7日金曜日は太陽が19時ころ(香川県の場合)に沈みます。日没後1時間くらい経つとだんだんと暗くなってきます。西の空低くに三日月を少し過ぎた月齢3.7の月が見えます。月の右斜め下(西)にかに座が見えてきます。かに座には一等星のような明るく目立つ星はありませんが、「プレセペ星団」と呼ばれる散開星団があります。散開星団は小さな星がパラパラと集まって見える領域です。肉眼でも見やすい散開星団「すばる」と比べると目立ちませんが、「プレセペ」は双眼鏡で見るとたくさんの星が集まって輝いている様子がわかります。

西20時30分

初心者にとっては目立たない散開星団ですから、月などの目標物がないとどこにあるのか見当もつかないと思われます。しかしこの日は近くに月がありますから双眼鏡(倍率7倍程度のもの)の視野の左上端に月を入れると右下に「プレセペ星団」が入ってきます。

視野角5度

双眼鏡をお持ちの方はぜひ御覧下さい。もちろん小型の天体望遠鏡でも見ることができます。できるだけ低倍率でみましょう。

月とプレセペ星団の接近は年に何回かありますが、2019年では今回が一番条件が良いので、晴れていればぜひチャレンジしてみて下さい。月が沈む前の20時30分~21時30分ころが見やすいでしょう。

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