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4月24日未明 木星と月が接近して見えます

[天文現象] スケジュール:2019/04/24
更新日:2019/04/19

寒さが緩み、夜更かしし易くなってきました。午前1時くらいに東の空に明るい星が見えますが、それが木星です。南中は4時ころですからまだ観測しやすい時間帯ではありませんがそろそろ観測シーズンに入ってきました。4月24日の未明に木星と月が5°の視野内に収まるほど接近して見えます。7倍×口径5㎝程度の双眼鏡をお持ちでしたら同一視野に木星と月を見ることができるでしょう。

24日2時全体

24日2時拡大5度

見方:4月24日の午前2時から5時くらいが見頃です。晴れていれば月齢18の下弦の月がすぐに見つけられるでしょう。月の西側(右側)に他の星よりもずっと明るい星が見えます。それが木星です。
7倍×口径5㎝程度の双眼鏡(三脚に固定してみるとブレがなくなり衛星まで見ることができます)や小型の望遠鏡で木星を見ると、木星の衛星を何個か見ることもできるでしょう。

木星双眼鏡イメージ
4月24日午前2時の木星を7倍程度の双眼鏡でみたときのイメージ

望遠鏡イメージ
4月24日午前2時に天体望遠鏡 (倍率100倍以上)で見たときのイメージ

*もうひとつの楽しみ方
4月23日、24日、25、26日と4日間連続して同じ時間帯に見てみると、月の動きを実感できるでしょう。
4日間だと惑星の木星はほとんど動きがありませんが、月は大きく動きます。
23日には木星の西側に見えていた月が、24日になると木星の東側に見えます。25日にはさらに東側に移動しています。26日には土星と月が接近して見えます。

23日全体
4月23日午前2時の南東の空 月は木星の西側(右側)に見えます

24日全体
4月24日午前2時の南東の空 月は木星の東側(左側)に見えます

25日全体
4月25日午前2時の南東の空 木星と土星の間に月が見えます。

26日全体

4月26日午前2時の南東の空 土星の東側に月が見えます。月が毎日、東方向に動いているように見えます。
この動きから月が地球の周りをどのように回っているか想像してみて下さい。

さて、では4月27日の午前2時には月はどこに見えるでしょうか。

 

 

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